飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

同業者

ご夫婦でお食事されているお客様がいました。

 

お帰りになるようなので、挨拶に行ったら、インスタのフォロワーさんで、飲食店を経営されている人だとわかりました。

 

私の店のインスタを見て「がんばってるなああ」と感じたので、お店を御利用になられたようです。

興味があれば、現場を見に来るって、素晴らしい経営者ですね。成功すると思います。

 

たまたま、繁盛していて満席の日で良かったです。客席スカスカの日だったら、「あかん奴やなあ」と思われたり「インスタもあてにならんな」と思われたかもしれません。

こういうとき、なんか「ええかっこをしたい」という気持ちが出てきますねええ。(笑)

 

私もよく同業者のインスタとか広告を拝見いたします。そのお店の方針が垣間見えたり、センスの良い画像の作り方を教わったり、とても参考になります。

やはり実際に使われて、しかも効果を発揮しているかどうかが、一番良重要です。

生きた情報ですね。

私も現場に確かめに行く事があります。

 

論理的には正しいように見えてても、結果に結びついてない手法は、どこか足りないんだと思います。

 

広告やネットの世界では、開封数とかフォロワー数とかに価値をおきます。無料会員とかフォロワー数とかだと、アンチの人も含まれているでしょうから、そのまま商売への影響の度合いを示しているとは思えません。

このへんが難しい。

 

テレビの視聴率でさえも、いろんな取り方があるようで、世帯視聴率とか個人視聴率とか・・・訳が分かりません。

 

ときどきGoogleの反響評価を表す難しいグラフをもってきて、このグラフが右肩上がりになれば商売が良くなるので、毎月〇万円でサポート契約しませんか?みたいな営業がきます。やってみた事もあります。

論理自体は正しいのでしょうが、業者さんの中には、自分たちの推したグラフの話ばっかりで、クライアントの売上げや現場に興味を示さない人がいます。

こちらとしては、自分のビジネスの結果に満足いかなければ、業者の示すGoogle反響関連のグラフの数字も「芳しくない」と言われた方が安心します。改善すべき点があるなら希望もありますから。

 

でも、業者さんはそのグラフを見て、「なかなかいい傾向ですよ」とか言ってきます。で私が、自分なりにグラフの問題点と思える部分について説明を求めると、「そこは問題だが今は改善傾向にあります」とか言ってくる。

こうなると、そのシステムというよりも業者さんとの信頼関係が破綻します。

 

「改善傾向」という言葉は部下が上司に言い訳するときは便利ですが、業者さんかクライアントに説明するときは使ってはいけない言葉ですね。

曖昧な言い方で判断から逃げようとしてるように見えてしまう。

 

私だったら解約します。

 

ストレートに「良くないですね」って言われたほうが誠意があるし信頼できる。契約を繋ぎ留めたいからといって、生半可な事を言わないでほしい。

 

自営業者は偽情報におどる余裕はない。

 

例えば、重症で苦しいのに、お医者さんに曖昧なことを言われると、「ちゃんと診察してんのか!!」と不安になるのと同じです。

 

一生懸命、現場を訪れて、問題点、相違点を感じようとしている同業者のほうが信頼できます。友人になりたいと思う。