飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

紙ストローって、アイスコーヒーの味が変わってしまいませんか?

 

 

最近流行の「紙ストロー」ってどうですか?

 

私は苦手です。

アイスコーヒーをよく飲むのですが、ストローの臭いが移って味が変わってしまう気がします。地球環境に配慮するのは大切ですが、味が変わってしまうのでは本末転倒ではないでしょうか。

 

ドライブスルーなんかでドリンクを購入すると「ストローお通ししておいていいですか?」とか聞かれますが、そんなこと聞かないで、「紙ストローでいいですか」とか聞いた方が良心的じゃないかな、とさえ思います。

 

これから、個人飲食店が生き残るためには、付加価値の創造が必要だと思います。付加価値といっても大げさなことではなく、「注文されたドリンクがどの人のものか覚える」とか「お客様の前にお皿をサーブする」とか「テーブルで腰を落として目線を合わせて注文を聞く」とかも含まれます。

 

つまり、これから大手飲食チェーンが労務費削減のため配膳ロボットなどを使ってくる事を逆手にとって、人間だからできる事を意識してやっていくってことです。

規模の小さい個人店では「ロボット導入で労務費削減」なんかスケール的に無理ですから。

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思うに、ストローが「紙か?プラスティックか?」とか「カップに刺すか?刺さないか?」は本来、付加価値サービス的な行為です。

お客様によって臨機応変に変える「アドリブ」的な事として運用すれば、その行為は価値を発揮します。

 

たとえばお客様の様子をみてから、「ストローは通しておきますね」といえば、当然お客様は「ありがとう」と言うし、感謝もするでしょう。でも、せっかくの付加価値を発揮する行為も、ドライブスルーのマイクを通じて画一的に確認されたら、付加価値を発揮できません。

 

同じ行為なのに、言うタイミングが違うだけで、アドリブになったり、画一的なサービスになったりします。

 

紙ストローも、ひとこと確認してくれれば、プラスティックがいい人は助かるし、地球環境を強く心配している人は「紙製を勧めてくれて良かった」とおもうでしょう。いまのところ、そういう対応でも社会問題になならないと思います。

 

こうすれば、お店にとって損は無いのです。

 

もったいないですね。

 

付加価値を発揮したほうが絶対に売上げ向上につながるのになあ。もったいない。

 

だれかやってくれへんかなあ。

「ストローは紙ストローでいいですか?」って