飲食店店長の多くは ”アルバイト募集と採用のプロ” であるべきです。
自分のお店で募集と採用そして育成を成功させ、その論理的な根拠を確立していれば、ほかのお店でも成功できます。
自分のお店で人手不足を巻き起こし、サービスに悪影響を起こす事もあるかもしれません、、、、。
ほかの店でも同じ失敗をするのなら、店長は向いていません。いかに料理とサービスが好きでも 店長職は無理です。
写真のような「アルバイト募集」ののぼり旗を見る事があります。
この旗をつかう根拠と目的をだれか私に説明してください。全く理解できません。
何を訴求しているのでしょうか?
のぼり旗を使うと言うことは、世間の皆さんが、このお店はアルバイトを募集している、という事を知らないから応募が無いのだ、とでも思っているのですか?
そんなはずないでしょう。
昨今、普通のファミレス的飲食店がアルバイトを年中募集していることはみんな知っていますよ。
のぼり旗を見て「あ、アルバイト不足してるんだ、応募しよう」と思う人だったら、すでにスマホで探しているんじゃないかって、考えませんか。
なぜ、何本も訴求してるんですか。多すぎませんか。強く、多く訴求したら、応募者も増えると思っているのですか。人手不足を連想させて逆効果だ、とは思わないのですか。
応募者目線の発想なのですか。
誰かに言い訳するためにのぼりを出しているんじゃないですか。
ちょっと、きつい言い方で書きましたが、
こののぼり旗を多用している店長さんには、すこし考え直してほしいと思います。
応募者が欲しいのは「きっかけ」ではなくて「詳細な情報」だと思うのです。
現代の情報システムでは、「きっかけ」なんかなくてもバイト募集情報にたどり着くことはできます。
こういう単純ななんにも連動してないのぼりの連打は「きっかけ」にしかなりません。
自分のお店は応募者が「きっかけ」を失っているから人不足になっているんじゃなくて、何かの理由で退職者が出て、その退職者の穴が埋まらないから人手不足になっていると思ってみると、違ったアクションが出てくるように思います。
アルバイト採用のプロは「人手不足」を起こしません。不足なる前に補充するのが原則だからです。それができないのは
予算の問題なのか、
計画性の問題なのか、
もっと致命的な問題を抱えたお店なのか、、、
プロならば知っているはずです。
そうでない店長さんは早くプロになってください。
こののぼり旗には 限りになく 「アマチュアリズム」「素人っぽさ」を感じます。
だから、敏感な人は本能的に怖くて応募できないと思います。