どうしても言いたい事があります。
NHKの討論番組で「深刻化する人手不足」を扱ったものがありました。
お決まりの切り口で、飲食店の85%がアルバイト(非正規)従業員が不足と言っている、というデータを見せて、現在の状況や今後の懸念点を論じていました。
今後は運送業の人手不足も深刻だ、と言っています。
議論しているのは、学者・コンサル・媒体業者・役人などです。
皆様、数字を並べ立て、難しい言葉も連発し、悲観的な意見を並べるので人手不足はさらに深刻に感じられました。
こんな番組作りに何の意味があるのでしょうか?
よく考えてください。
調査では85%のお店がが人集めに失敗しているかもしれませんが、
同じ環境の中
15%のお店は充足していると答えているのです。
その15%のお店は何をして成功しているのか?を
分析して伝えるほうが価値があります。
「人手不足と言っているお店がやっていることはこういうことで
充足しているというお店がやっていることはこういうことでした」
というのが研究ってものでしょう。
環境の原因もあれば、実行力の不足もあるだろうに・・・
さらに言うなら、
討論するメンバーに実際の飲食業の店長や運送業の社長が、
いないのはなぜでしょうか。
誰に見てもらいたい討論なのか・・・・。
さらにさらに言うと
学者・コンサル・媒体業者・役人って
人手不足を前提に研究したりして、商売のネタにしている人です。
いわば、一方的な利害関係人による討論なのです。
ここに、反対側の意見・・・・つまり
「全然人手不足なんかじゃないよ」
「こうすれば人手不足は解消できるよ」
という意見をもってる人を入れて、議論させてほしいです。
だって
15%のお店は「充足している」って言ってるんですよ。
その人達に学ばなくて、どうするんですか。
アンケート調査のデータがあるなら、そうすべきでしょう。
現在、ほとんどの飲食店の売上げは低迷か停滞の状態だと思われます。
コ〇ナが終わったとしても、急激に伸びているって事はないでしょう。
そんな売上げ低迷状況の中、深刻な人手不足といわれても、
しっくりこないし、勘違いを誘発するだけです。
だって売れてないから人も使わないし。
「売上が伸びてないのに人が足りないのはなぜだろう?なにかやり方を間違っているんじゃないのか?」
という意見を述べる人がいてもいいんじゃないでしょうかね。
そうでないと、社会的に意味がない。価値もない。
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