飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

「配下に対して公平である事」

店長・管理職が「配下に対して公平である事」・これはとてもむつかしい事です。

 

普通の飲食店は売上げを確保する事が目的です。

ですから、その目的に対してベストな状態をつくるために人を配置します。

 

チームメンバーはそれぞれ能力や経験値が違いますが、「適材適所」に配置して売上げを最大化するのです。

目的を達成するための配置ですから、「均等」に振り分けるわけにはいかない。したがと不平等は起こります。

 

店長は配下の中に

適材適所を「均等」と勘違いする人や、他の人との実力差を受け入れる事ができない人が出ないように、常に気を使ってコミュニケーションしておく必要があります。

 

みんな均等に収入を得れるようにしてあげたいのですが、どうしても「差」がでるのです。

何のために営業するのか?何が大切なのか?がわかれば、収入が少ない人も受け入れることができるし、自分が次にどうするのかを考えることもできる。

 

一見不公平にみえるような平等処遇は、上手くいかないこともあります。悩ましい事です。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

そんな事を考えていたら、タイガースの岡田監督の談話が目につきました。

開幕から3番バッターで起用しているノイジー選手をスターティングメンバーから外して、新人の前川選手を使った事について記者が

「ノイジーは休ませるのですか?」と質問したら

岡田監督は

「休ませるんじゃないよ。打たへんからやんか、そら。言い方がちゃうよ。休ませるんじゃないよ。打たへんから使ってないんよ」と明言しました。



助っ人外人でメジャーリーグの実績もあるノイジー選手に 3番固定の既得権があるように報道だれては困る。あくまでも「勝つため」にスターティングメンバ―を選ぶ事を選手に伝えたい。言い方を間違えてはいけない、ってことですね。

 

打てば使う、打たなければ代える。

 

これが原則です。

その代え方の頻度やタイミングは選手の実績とか、交代要員の状態とか、ペナントレースの状況によって変わります。

大切な事は勝利を目指すという目的の前においては公平・公正だという事

 

選手も理解するしかない。

 

交流戦で負け越しましたので、いろいろ批判されていますが、

リーダーのツボを押さえた監督なのかもしれません。

記者に「言い方がちゃう」と言い、

選手やファンへの伝わり方を気にした事に

岡田監督の真骨頂を感じます。

 

 

news.yahoo.co.jp

 

こういうリーダー哲学に 古いも新しいもありません。

 

野球界も厳しい世界で、全球団が必死になって勝とうとしています。

結局、タイガースは優勝を逃すかもしれませんが、将来のタイガースを担う選手が育ってくると思いますね。

 

しかし、私のお店では

タイガースが優勝したらその日から3日間全ドリンク半額とか、わかりやすいお祝いをしようと思います。乞うご期待(笑)

 

👇ランキンググループです。ポチっとしてください。励みになります。