飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

トイレにリクルートポスター

採用戦略に関する会社さんの営業を受けました。

飲食店を中心にまわっているようです。

 

いろんな話をする中で、”トイレにリクルートポスター”を張り付ける事を推奨されました。彼らは「とても効果がある」と主張するのですが、ホンマでしょうか。

 

お客様が落ち着いて見ることができるから良い、らしいんです。そりゃ、さわがしい店内の一角に貼ってあるよりは落ち着いて見ていただけるでしょうが、納得できません。

 

 

疑問は下記2点です

★お客様の100%がトイレを利用するわけではない、

アルバイトを探している人がトイレを利用しなかったら情報は伝わらりません。通常店内からトイレ内は見えないし。

 

★営業時間外は告知できない

営業時間外は店内告知全て見れません。

ですから”効率が悪い”と思います。

 

たとえば、お客様が10人ご来店されたからといって、全員がアルバイト求職中ではないです。多くて10人に1人くらいでしょう。

店内ご利用の人だけに限定し、さらにトイレ利用者に限定してしまっては、告知チャンスが絞られすぎるのです。

トイレ告知専門業者もいるみたいですけど

では、どこにポスターを貼れば良いかといえば、

・店頭でだれもが通る場所

・シャッターを下ろしても見える場所

 

さらに求職者が落ち着いて見る事ができる条件を満たす場所であることが要件です。

 

”求職者が落ち着いて見る事ができる条件”とは

”自分が求職者であることがバレない事”です。

 

たとえば

・店員・店長から見えない場所

・メニュー告知などと一緒になっていてリクルート告知をみてるのかメニューをみているのかわからない場所

などがベターでしょう。

 

ここまで書くと ”トイレにリクルートポスター” のすぐれた面は

”自分が求職者であることがバレない事”だけであることがわかります。

 

ですから、”トイレにリクルートポスター” は一定の効果がある事はありますが、

どうしても目に触れる人数は減ってしまうのです。

 

トイレ告知はベストではないのです。

 

私に言わせれば、ベターでもありません。

 

したがって、

”トイレ告知最強説”を主張してくる人は信用しない事にしています。

論理が成立していないので、

結局のところ

「多くのオーナーさんがが『効果があった』って言ってますから」ぐらいが論拠です。こういう人(コンサル)は信用に値しない。

 

また、トイレにしかリクルート告知の無いお店は

あんまり利用したくありません。

 

オーナー、店長があんまり人材確保や育成について真剣ではないように思うからです。

私見ですけどね。

 

トイレ告知、でかすぎちゃうか

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