私は、若いころから飲食の店長やスーパーバイザー、人事部社員などを経験し、それなりの成果をあげました。
いろんな地域・状況においても、飲食店の人員を整えて売上げアップを目指すチームにすることを得意としていました。
そんな私は8年前、
実際に自分でオーナー店長となって飲食店を作ってみたくなりました。自分が実践してきた考え方が、自分がオーナーとなったお店で実現できるのか?
自信はありました。それなりに紆余曲折を経て、良い状態を維持できていると思います。
ですから、いろんな機会を通じて、
「どうすれば人材は安定するのか」を語ったり、書いたりするのですが、どうしても真意が伝わらないのです。
よく、わかってくれたようでも、すこしちがう理解をしている、とか。理解したはずなのに、違う行動をしている、とか。
こういうことが多いので、「人に教える事」は仕事にしたくないのです。
ブログにあれこれ書いて、読んでくださった人の感性の中で処理されれば本望です。
私と他人は違うのですから。
「私が40年近くかけて築いたノウハウを伝えるのは40年必要。」と思う事にしています。
そんな中、今のお店における人材育成ノウハウを一番理解しているのは
妻だと思います。
飲食未経験の妻はこの8年間、一緒にやってくれていて、人の見方やリーダーシップのとり方、私の行動の理由などを一番正しく理解しているように感じるのです。
こんな格言を思い出しました。
「門前の小僧,習わぬ経を読む」
お寺の門前近くに住む子供が,毎日お寺の本堂から漏れ聞こえてくるありがたいお経を聞いているうちに,「なむみょうほうれんげきょう(南無妙法蓮華経)...」と諳んじてしまったということを指している。
転じて,「平素見聞きしている(体験している)と,いつの間にか分かる(解る,知る,できるようになる,本質が見えるなど)」ということであるらしい。
また,子供に限らないが「環境が人の与えることの影響は大きいものがある」という意味もあるらしい。
ちょっと飛躍するかもしれないが,リーダーのものの考え方や判断に毎日接していると,それが従業員の労働意欲や創造的働き方に大きな影響を及ぼすに違いない。
(教育出版HPから引用)
https://www.kyoiku-shuppan.co.jp/kenkyu/case1/873.html
「平素見聞きしている(体験している)と,いつの間にか分かる(解る,知る,できるようになる,本質が見えるなど)」これが一番簡単で一番確実な方法です。
リーダーは背中で教える仕事なんでしょうねえ。とくに人材育成は。
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