飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

飲食業界不振のあおり

 

通勤途上に「A-プライス」という業務用食品のスーパーがあります。

そのスーパーが9月3日で閉店です。

 

店員さんから渡されたチラシ

 

コロナ禍によって、飲食店の倒産や閉店が相次いで、

外食市場全体の売上げが下がったことのよる影響が出ましたね。

ひょっとしたら、全国各地で同じような影響がでているのかもしれません。

 

私たち居酒屋経営者は自分のお店の売上げを上げるために、ありとあらゆる努力をしています。

効果があって売上げを徐々に伸ばしてケースも多いかと思いますが、逆に徐々に売上げを下げているお店もあるでしょう。各店が競争していても全体売上げ(パイ)が下がらなければ、業務用のスーパーさんは困りません。

しかし、業界全体の売上げが下がったなら、

業務用のスーパーさんは打つ手がありません。お気の毒ですが。

 

大手の外食チェーンは自社の配送システムで各店に原材料を送ります。

ですから業務用のスーパーを利用するのは、個人事業主が圧倒的に多いでしょう。つまりこのA-プライス伊丹店さんは個人店不振のあおりをうけた、ともいえます。

 

A-プライスさんはプライベートブランドが少なく、

伊丹店は”プロ向け感”が強く、

一般のお客様が”地域のスーパー”として利用していなかったことも、

個人飲食店不振のあおりをモロに受けた理由でしょう。

 

ところで、

外食業界全体の売上げが下がったと言われていますが、

日本人の食事量全体が減ったのでしょうか?そんなことはありません。

日本人が毎日摂取するカロリー量が急に10%とか下がったりするはずはないのです。

ですから、

食べる物や食べる場所が変わっただけ、なんですよ。

そう考えると、飲食業の不振は深刻ではありません。

また食べる場所を変えてもらったらいいだけです。

 

コンビニやデリバリーの売上げが伸びれば、飲食店の売上げは下がります。

現時点では競争に負けてしまっています。

飲食店の存在は「忘れられてしまった」のかもしれません。

 

ですから飲食店がやる事は「思い出してもらう」事なんでしょうね。

 

・外装を改善・リメイクする

SNSを使って新しいメディアで宣伝する

・従来のお客様に連絡をとってご招待する

・営業時間を変える

 

など、お店に”入る前”にわかるような事をやったほうがいいですね。

 

私も

長らく行ってなかったお店を「思い出す」ようなアクションを考えてみます。

まずはそこから始めないといけない。

 

A-プライスさんは、結構良質な商品を仕入れてくれていて、何品かは「A-プライスさんでしか手に入らないモノ」もありました。

これ以上業務用のスーパーさんが閉店しないように、

がんばります。

 

 

 

👇よかったらポチっとしてください。ランキングが上がって、読んでくれる人が増えたら嬉しいです