不謹慎な話にならないように気を付けて書きます。
飲食店の看板や店舗そのものが、”目立つ” とか ”よく見えるようになる”と売上げが良くなります。私たちは店舗アピアランスと呼んでいました。
外装を塗り替えて綺麗な色にする、とかも効果があります。
昔は、のぼり旗をたくさん立てて”元気に営業していますよ”というメッセージを表したりすると、売上げが伸びたのです。
営業感のアップは売上げにつながります。
スーツの量販店なんかはのぼり旗の使い方が上手でした。上手に間隔を詰めて躍動感をだすため、店舗建設の段階でのぼり旗を立てる穴が地面に開けられていたりしてました。関心したし勉強にもなりましたね。
ゲリラ的に電柱に看板を張り付ける人もいました。これは捨て看板 通称「ステカン」と呼ばれていました。道路管理者さんに撤去されるのを承知で近隣の電柱に大量に張り付けるのです。飲食だけでなく不動産の展示会なんかのときもよく使われていました。
逆に、目障りなモノを除去して店舗を見えやすくする事も効果がありました。敷地内に植えられた樹木が、グランドオープン時はちょうどよい大きさだったのですが、大きくなりすぎて目障りになったので伐採したこともありました。
切ってみたらわかるのですが、
「木って小さく見えてもめちゃめちゃ大きいです。」
造園業者さんにたのまなないと、運ぶ事もできません。
樹木ってやっぱりプロにお願いして、こまめに手入れしないといけないのです。
ワル乗りして、店長が道路脇の植栽を伐採しちゃったとか、
勝手にステ看板をくくり付けて警察に怒られたとかの反社会的行動が「武勇伝」として伝えられた時代もありました。”間違った武勇伝”ですけど。
しかし、今から30年くらい前に「コンプライアンス」という意識が高まって、「法令順守しない企業やお店は、滅びる」と思われるようになってきました。
社会の目も厳しくなりましたので、売上げ効果も出なくなりました。
外食においても、不動産業においても、スーツ量販店においても、そういう時代は終わったのです。
しかしながら、現代において
とある中古車販売チェーンで、会社ぐるみで、店舗前の植栽を枯らしてお店の車を見えやすくする努力をしていたというニュースが入ってきました。
真偽はともかくとして
「これは、遅れている。時代遅れだ。」
というのが私の感想です。
効果とリスクでいうなら、圧倒的にリスクのほうが高い手法です。
「そんなことやったらアカンことは30年前からわかってるのに、今頃何してんねん??会社ぐるみって、絶対コンプラ案件になるやん」
と思う人も多いのではないでしょうか。
そういう武勇伝も数多く聞きましたが、もう、はるか昔話なんだけどなあ。
私もいくつか「武勇伝」をもっていますが、今となっては恥ずかしい過去なんですけど・・・・・。
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