飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

なぜシフトが埋まらないのか

「人不足」と言われています。

飲食店のシフトが足りなくなる原因は何か?というと

「必要な人が退職するから」です。

 

ですから、その対策は退職された時点で、「さほど必要ではない人」または「任務を終了した人=功労者」にしておくことです。

 

シフト不足を感じてから「採用活動」をしているようでは、いつまでたってもシフトは埋まらないのです。

「人不足」という言葉は事実を曖昧にする危険があり、プロフェッショナルが使う表現ではないです。

 

今日はシフトが埋まらない対策を書きます。

 

アルバイトさんを分類するならば

新人=1年未満の人

中堅=2年目くらいの人 

ベテラン=3年以上在籍の人、ってことですね。

 

 (3年目以上は、何年いても同じような力量と思います)

ちょっと表現方法はちがうけど、こういうイメージ

人不足とは人数ではなく 「シフトが埋まらないこと」と規定します。

 

シフトはベテランと中堅で埋まっているからこそ定します。

 

シフトの多くが新人で埋まったりすると、店舗が上手く運営できないので「人不足」を感じます。ほんとうは力量不足なんですけど、これも「人不足」の一種です。

 

ベテランの退職を中堅で埋められない(中堅が少ない)とシフトがだんだん足りなくなります。

 

新人がたくさんいても ベテランの退職で埋まらなくなったシフトは埋まりません。つまりシフト不足になるのです。

 

「売上が急に上がってシフトが足りなくなる」なんてことも実際にはありえません。

なぜなら、シフトが埋まってなかったら売上げが取れないからです。ごく短期間においては、シフト不足のまま高い売上げを獲得する事もできるかもしれませんが、数日の事です。

シフトの埋まり方に見合った売上げになります。

 

シフト不足にならないために店長がするべきことの優先順位として 

まず大切なのは 中堅アルバイトの育成と保有です。

中堅がベテランにばればなるほど店舗は安定します。

 

その中堅を育てるために、新人の採用があります。

新人を採用しただけではシフトは埋まりません。

 

ベテランや中堅が足りなくなるに、新人を採用できていないとき

または、新人と中堅・ベテランの区別がついてない店長のお店で

「慢性的なシフト不足」が起こります。

 

 

新人が確保できないなら、中堅やベテランが辞めないお店作りをしたらいいでしょう。

ベテランの勤務態度やサービスが気に食わなければ、新人や中堅が増えるような施策をとるだけです。

 

「なぜ、シフトが埋まらないのか」これが人不足を考えるときのキーワードです。

 

ここまで読んでいただいた人には

「なぜ、シフトが埋まらないのか」の答えに

「新人採用が不振だから」を持ってくるのは間違いだ、ということがお分かりいただけるとおもいます。

 

新人ばかりがたくさんいても シフトは埋まらないからです。

 

人不足の正体は 「シフト不足」で その原因は 人材育成計画にあります。

 

(こういうとき「個人的にはこう思います」と濁す人、たくさんいますが、あえて濁さず断言します)

だから飲食店がタイミーなんかしたらあかん

 

 

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