飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

「お盆のスケジュール調整」に勝つには・・・

お盆のスケジュール調整は1回では終わりません。

現在8月4日ですが、今日もアルバイトMさんから

12日の予定変更の申し出がありました。

1人を変更すると、ほかに数人のスケジュールを変更することになります。

 

普段の土日や連休では、直前(1週間くらい前の)変更やキャンセルは少ないのですが、お盆とか正月とかはやっぱり多いですね。

 

 

お盆のスケジュールがちゃんとできたときの安堵感や苦労を思い出すと、

「いまさら変更は困るねん」と突っぱねたくなりますが、

ここはグッと我慢して、変更申請を受け入れてあげる事をおすすめします。

 

 

その理由をいくつか書きます。

 

まず、相手の立場になってみると、

墓参りなどお盆の家族スケジュールが細かく決まるのは1週間くらい前とか直前という事は、じゅうぶんあり得るからです。

親族間では「だいたいお盆に会いましょうか?」ぐらいの口約束が、急に具体化してくるわけです。

法事でお坊さんのスケジュールが決まっている場合は日程固定できますが、親族だけの墓参りで済ませる事も多くなってきているので、スケジュールがフレキシブルになっています。

大学生のお子さんの立場で、「バイトの約束したから墓参りにはいけない」とは言えないし、言わせてもいけない。

遠方から親族が来る、となると緊急な予定が入る可能性は大ですから。

 

また、

スケジュールを作るの目的は「当日に最高のサービスを実現し、最大の売上げを獲る事」です。ですから直前まで調整を嫌がってはいけません。

どんなレースでもスポーツでも、勝つ選手やチームは直前までメカニックやコンディションを調整しているじゃないですか。トラブルなんてあって当たり前です。飲食店だって同じです。

 



 

仕事としては、まず、スケジュール調整を早めに終わらせて、仕入れや仕込みに集中したい気持ちはわかりますが、スケジュール調整に失敗したら、全ての調理がパーになることだってあるのです。

 

「手を抜かない」・・・

調理においても、人材においても 複雑な準備をこなしてください。

「あきらめない」・・・

妥協したり、やけくそになったりしてはいけません。他人のせいにしてはいけない。当日の営業が終わるまでは

成功する可能性は残っていますし、失敗する危険性もあります。

 

達人になればなるほど、Simpleな作業しかしてなくて、余裕しゃくしゃくにみえるかもしれませんが、実態はそうではないと思います。

細心の注意を払って 

手を抜かず 

問題が起こったら早期に対応し、

緻密に作り直す。

経験のある人は、「何が起こりそうか?」を予測し予防する技術があるし

予期せぬことが起こる、という事も知っています。

 

経験だけではなく、覚悟が大切なのです。

まだまだ時間はある。直前まで調整しましょう。

 

ひょとしたらグランドオープンとかでも同じことが言えるかもしれませんね。

 

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