飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

今年のアルバイト採用が確定しました。

新大学1年生の採用人数が 最低目標の「5人」に到達しました。ひと安心です。

 

昨年は7月までにもっと多くの人数を採用していましたので、リクルート環境はきびしくなっているのかもしれません。

 

コロナ禍が終わり需要が戻りましたので、飲食店の営業時間が伸び、各店が意欲的に採用活動を開始したのでしょう。目標人数の採用まで時間がかかることは容易に予測できます。

 

一気に採用できなければ少し時間をかけて募集活動をすればいいだけです。

募集活動の競争相手(同業他社)に比べて(時給が倍とか)圧倒的な好条件を提示すりゃ、もしかしたら早く採用できるかもしれませんが、そんな事は無理だし、馬鹿げていますので、時間をかける事がベターな選択です。

 

採用してからの待遇や育成等について常に整備と強化を繰り返し、職場としての価値を生み出せば、圧倒的に退職率が低下し職場が安定します。

職場が安定していれば、すこしぐらい新規採用に時間がかかっても営業に問題が出ることもないし、無駄な経費もかかりません。

 

慎重に採用し、

確実に育成し、

退職をおさえることが「王道」なのです。

 

私は、40年近くこの考え方で飲食店に関わっています。

 

いつの時代もこういった「王道」は、まじめで有望な経営者には理解されます。飲食店経営そのものに魅力を感じている人はやがて「王道」を意識した人事管理をしています。

 

ただ、いつの時代も「新しい考え方」を主張する人はいます。考え方ややり方が新しくなるのは問題ないですが「王道」を否定してしまえば絶対に成功しません。相手は「人」なのですから。

 

タイミーさんのような「すきまバイト」を扱う「やり方」ビジネスが最近伸びているようです。飲食事業においてもいろんな企業が導入しています。

 

「今日来た人は明日は来ない」システムには疑問があります。

 

偶然ですが (株)タイミーさんのGoogleアカウントを見ました。

ワーカーの方からも、事業者の方からも 

おおくののクチコミが寄せられています。

すこし読んでみて、心配になりました。

 

 

論理的に私が王道と思うやり方の正反対にあるシステムだと思っていましたが、

クチコミサイトを拝見して、

もっとヤバいと思いました。

 

スキマバイトのニーズはなくならないし必要だと思いますが、

飲食チェーンでスキマバイトさんを全面的に活用、導入しようと考える経営者は飲食事業を理解していない人だと思います。

 

人材育成が崩壊すれば、あっという間にレベルが下がり、2度とあがりません。

断言しておきます。

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