飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

美しくなった「憎めないアホ」の話

ちょっとセクハラまがいの事を書きますが、現場ではそういう問題は起こっていませんので安心して読んでください。

 

今、大学4年生のAさんについてです。

 

1年生の時に採用したのですが、とにかくおかしな行動が多くて、そのたびに「何をやってんねん!!」と言い続けていました。

 

 

私に怒られると、一瞬シュンとするのですが、すぐにまた、悪びれずニコニコしながらバイト同士で話したり、変な事してくるので、

「ほんまのアホやな」と思っていました。

 



2年生になっても同じような感じでしたのが、だんだん怒られる頻度もさがってきました。

こっちが慣れたのと、すこし改善されたのと 両方だと思います。

 

そんな彼女が、2年からダイエットに挑戦しました。みるみる痩せて素敵なスタイルになりました。服装のセンスも改善され、金髪ではなく可愛いショートヘヤーになりました。

 

さすがに3年目になると仕事で怒られることはなくなってきたし、お化粧も上手くなりました。綺麗になって第一印象が凄く良くなりました。

 

ダイエットに関しては、私もすごく協力しました。野菜と鶏肉だけのスープを作ってポン酢で食べるメニューをまかないとして毎回出していました。「なんでおれがこんなことせなあかんねん」と言いながらも、「カロリーの低いモノを作ってほしい」という彼女の言う通りに作っていていたのです。

だんだん、綺麗になっていく彼女をみるのが楽しかったんだと思います。

 

そのころには「最近はあんまり怒られなくなりましたあ」と彼女が脳天気に言っているのを聞いて爆笑していました。憎めないアホです。

 

最近は

「キミはオレの知ってる ドアホの中で、一番マシなアホやなあ」と彼女に言っています。

「でも、そういう人がモテるんだよなあ。キミはいつも彼氏おるだろ」とも付け加えています。

そういうとなんか嬉しそうな顔をします。

 

お店の宝物です。

 

仕事をする場なんだから、仕事ができない事を指摘する事を恐れてはいけません。

 

態度が良くないときや仕事ができてないときは、(こんな言い方したら辞めてしまうかもしれないな)と思いながらも、我慢しないで「言うべき」です。

 

公平・公正な意見ならば、いつか必ず分かり合えます。

仕事以外の事は普通の関係をたもちながらも、

仕事では厳しく接する・・・。

出来そうで出来ませんが、うまくいくとすごい信頼関係が生まれます。

 

パワハラ・セクハラと紙一重かもしれませんが、コミュニケ―ションの質の違いは必ず伝わります。

 

ただし、

セクハラになりそうな人は真似しないで、我慢してください。

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