スポーツ新聞を読んでいたら、タイガース岡田監督の談話が載っていました
お題は「昭和の野球(て)言うけど、そんな違わへんて」
曰く「昔の野球とか書かれるときもあるけど、ええことは継続してやったらええ」で使われた選手の感想は「野球の考え方を広げてくれた。みんなが野球にのめり込んでいる」ということです。
古い物と新しい物を比べたら、新しいもののほうが、より改良されていて優れているのは間違いないのです。
しかし、なぜか古いノウハウを使う側が勝利したり、成果を出したりすることもある。要は熟練度が鍵なのかな、と思います。
岡田監督はスタメン固定で成果を出しましたが、バッファローズの中嶋監督は日替わりスタメンで勝っています。しかし、そもそも「猫の目打線」は故・仰木監督の手法でした。仰木監督(昭和の野球)に学んだ中嶋監督に「熟練」があったと思われます。
同じことをしているように見えても、結果が出ない人と出る人が出てしまうののはこの熟練度に原因があります。言葉を変えれば「深い理解と実践経験」です。
私は「昭和の店長」です。
店舗事務所にはコピー機なんか無いし、ファックスもない。パソコンなんて無いのでメールシステムが導入されるのはもっと後です。書類は全て手書きで、常に「訂正印」を持ち歩いていました。
我々の世代は、こういうアナログからファックス程度の情報システムを経て、電子メールやパソコン、ネットが順次導入されてくる時代だったので、デジタル化を体感し、ITに適応してきた人が多いため、適応能力が比較的高く、積極性も兼ね備えているそうです。(デジタル移民=デジタルイミグラントと呼ぶ)
その通りだな、と思います。最初は手書きで電卓を使っていたのに、ワープロやパソコンを覚えなくてはならなくなりました。その時は苦労しましたが、今となっては良い世代だったと思います。仕事が「アナログからデジタルに変化しても、もともとの考え方が変わってない」とか、「変わった」、とかを判断できますから。
アナログが優れているはずなんかありません。しかし、生まれたときからデジタル社会の人は、「考え方」を理解することなく「使い方」を覚えてしまうのでしょう。
原理の理解が無い。
それが「浅さ」に見えてしまうように思います。
昭和の店長から見て、今も昔も18歳から22歳ぐらいの若者の考え方は何も変わっていません。連絡ツールは大きく変わりましたが・・・
大学生さんは内面的な急成長の時期ですので1歳違えば別人です。それだけ成長しているといえますが、それだけ不安定だ、とも言えます。
そういう不安定な時期の人の行動特性は定義する事が難しいでしょう。
好きな食べ物も変化しますし、お金の使い方も変わります。(自分もそうでした)
「今の若い人はこうだ!」と言い切ることは危険なのです。浅かったり間違ったりしている可能性が高い。
そこに気が付けば、学生アルバイトの獲得・維持はできます。
おおきな変化の過程にある若者の内面は定義しないで、個人の行動を見つめてあげてください。
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