飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

身近な技術革新を生活に生かす

ビールサーバーとか炭酸飲料のマシンには”炭酸ボンベ”が接続されています。

 

こんなのです

で、業者さんの指導では 「このボンベは倒れたら危険なので鎖を掛けて倒れないように支えてください」となります。先日もサーバー工事しましたが、ボンベを鎖でガチガチにとめてくれました。

 

実は、

私も40年近くくのボンベを使っていますが、40年前はもっと細くて長かったのです。だいたい直径は今の半分で、長さは2倍以上ありました。

安定も悪く、鉄製で思いのです。

倒れてきたボンベで足の甲を骨折している人を何人か見ました。

 

ですから、鎖で安定させる意味も理解できましたし、鎖をし忘れて怒られても納得したし、反省もしました。

 

その後、ボンベは今のような形状になり、低くて太くて安定しています。倒れる危険性はほぼありません。今の若い人はなぜ鎖で縛るのか?理由が理解できないと思います。

 

さらに、最新のボンベには、残量メーターもついています。ですから最新の機械はサーバー側に残量メーターがありません。8年前に設置したサーバーには残量メーターがありました。また、30年前はメーターとボンベを接続するときにパッキンが必要でしたが、今は必要ありません。

 

つまりここ数年でも確実に「技術革新」が行われているのです。必要だったものを不必要にする改革です。複雑な物や重複しているものが、Simpleで簡素になっていくのですから、働く人にとってメリットが大きいのです。

 

しかし、なぜか古いマニュアルが横行して、その改革を現場に生かせないならば、それは悲しむべきことですし、

投資の回収を邪魔していますし、

多くの人が恩恵に浴せないことになります。

もちろん今回の鎖の件には他の理由があるのかもしれません。しかし私の目には、優れた技術革新が古い風習や無知によって生かされていないようにしか見えないのです。

 

論理的にはやらなくてもいいのですが

・なんとなく (無意識)とか

・気が付かなくて(無見識)とか

・偏見とか

・先輩の俺たちがやってきたんだから後輩もやれ、とか

・マニュアルに書いてあったから とか

 

なんらかの理由で続行されているものってあります。

 

最近で言うならば、「マスク着用」ですかね。

必要な場面ではマスクは着用すべきですが、、、

ちょっと、「なんのため」と言われれば「念のため」って感じになっています。

 

いろんなイノベーションが上手く生活や労働環境改善に生かされる事を祈ります。

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