最近のコンビニで見るポスターです。
95%の人がおいしいと言った、というデーターがおおきく宣伝されています。
タレントの顔と 数字が大きく表現されていて、主役のから揚げは真ん中にはいません。広告業界のトレンドや論理はわかりませんが、これって優れた広告なのでしょうか。
・どんな味なのか
・どんな製法なのか
・他の製品と何がちがうのか
・なぜおいしいのか
そういった、商品に対する説明は一切なく、
「みんなが美味しいといってました」ということをメインに主張しています。
それも
いつ?
どんな年代の人に?
何人に?
どうやって?聞いたのかもよくわかりません。
ていうか
普通の唐揚げって、たいがいおいしいんじゃないですかね。
特にコンビニとかスーパーとかで売ってる唐揚げってだいたい美味しいですよ。好きな人も多いスタンダードな食べ物だと思います。
わざわざ「美味しくない」って言わないでしょう。スタンダードなものだからほとんどの人は美味しいというでしょう。味も予測できます。それを「95%」ってあまりにも安易ですわな。何の意外性もない。
日本人に物を売るには
「みんなが食べてますよ」って言えばいいんだという理論のようなものがあります。
その論理に従っての「95%」でしょう。
みんなが言ってる事は正しい・・・・・そういう見方もあるのでしょうが、私は危険思想の始まりだと思います。
さらに言うと、この95%について客観性や公正性はどれぐらい担保されているのでしょうか?
・他社の製品は95%以下なのでしょうか
・「自社調べ」って意味あるのでしょうか
消費者のほとんどは、そんな事には気が付いています。だからこの唐揚げはブームにもなっていないし、爆売れもしていない。
昨日このコンビニにいったらこのポスターはすでにはずされていました。
安いコストであれこれ宣伝しているのではなく、普通の物はほっておいて、本当に力を入れたいものに対して真剣に作った宣伝ポスターを見たいですね。
たいした効果もなかったのでしょう。
よくよく考えてみると、
こんなポスターを作って価格に転嫁されてるならあほらしくて買えませんな。
内輪でウケてるギャグを舞台の本番でやってスベッてる芸人を見るようです。
ここまで言う人はいないし、いいすぎでしょうけど、もっとプロらしい仕事を見たいなあと思ってのブログです。
👇すみません、
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