飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

駐車場の使い方「呼び込む事より入りやすくすること」

エキスポシティに映画を見に行きました。

いつもは映画館のサービスコーナーで駐車券に3時間無料とかの処理をしてもらいまうのですが、先日は「今日は駐車場は無料ですから大丈夫です」って言われました。

 

「えっ?」

 

と、思いました。

 

帰り際、店内に駐車場の情報についてポスターが貼られている事に気が付いて写真に撮りました。

 

「平日は駐車場を無料にして、年末商戦の売上げを高めようとしてるのだな」

ということがわかりました。

 

「なるほど、冴えた戦術やなあ。お客様にとっては効果あるやん。」

 

ここは巨大な駐車スペースを持っていて、年末商戦の最中でも、平日はその1割程度しか使っていないように見えます。

だったら1年中平日無料にすればいいのではと思いますがいろんな問題があるのかもしれません。

 

まず、コストの問題でしょう

自走式の駐車場の建設コストの回収や、キップを出したり清算したりする運営コストを賄うためには有料化せざるをえません。

 

もうひとつの問題は不正利用、目的外利用ですね

駅の前にあるショッピングセンターですから、仮に無料にすると車で駐車場までやってきてモノレールを利用する人もでてきます。空港が近いですから月曜に入って金曜にでていくなんてこともおこる可能性があります。

駐車場を管理する側からすれば、ある程度料金を発生させて、できるだけ駐車場として健全経営をしたいと思うでしょう。

 

しかし私がテナント経営者だったら、広大な駐車場がスカスカなのを見ると、もったいなく感じてしまいます。

場所柄から考えて

「とにかく徒歩や自転車で来れる場所ではないので駐車場を満杯にしてくれないと、お客様が発生しないんだよ!!。」と言いたくなります。

 

「お客様はどこから来るのか?」

これを、具体的かつ現実的に考えて、そこに障害が無いか、そのパイプをもっと“太くする”方法はないのか、に取り組む事は一番大切です。値引きのプロモーションなどで強力に呼び込むことよりも、導線を太くすることのほうが効果的かつ簡単なのですね。

 

バイト採用も同じことで、時給を吊り上げるよりも、まずは髪色やピアスなどに関する規制を緩和するほうが、「入口の導線」を太くする効果を生み、応募者を増やす効果があります。

 

「呼び込むことの前に、入りやすくすること」 ですね。

 

いろんなリスクはあるかもしれないけと、やるべき

 

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