飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

年末に、バカにされた思い出

この時期になると思いだす 数年前の出来事です。

 

当店では布のおしぼりをつかっています。

 

レンタル業者さんに週2回持ってきてもらって、使ったものを持って帰ってもらいます。

グランドオープン時に隣にあった居酒屋チェーンの「居心伝」さんが使っていたおしぼり業者さんに当店もお願いするという形で契約したのです。

 

しかし、年末になると、おしぼりの需要が増えるので、供給が間に合わなくなって短期間ですが使い捨ての紙おしぼりを納入してきていました。

その年も、当店が紙おしぼりに切り替わり、残念でしたが、

「仕方ないなあ」と思っていました。

 

しかし、ふと、隣の居心伝さんを見ると、布おしぼりが納品されてたのです。

 

私は、業者さんに電話で「隣に布おしぼりが納入されていますが、どういうことでしょうか?」と聞きさらに、

「別の場所にあるなら仕方ないですが、隣どうしのライバル店なんですから、業者側で『差』を付けないようにしてほしい」と付け加えました。

 

社長さんは「そんなこといっても居心伝さんはチェーン店なので、他にも契約があってたくさんの本数を契約していただいていますから」とあっさり、馬鹿にした口調で言われました。

(そんなんあたりまえやろ、って感じ)

 

ひどい話です。こんな事をはっきり言われて「あーそうですね」と引き下がるわけにもまいりません。マジで腹が立って、業者を変えようとしましたが、何やら業界の不文律があって、変えることはできませんでした。

本当に悔しかったです。

 

軽く見られていることはしかたないとしても、

義理・人情を欠く仕打ちを受けた事は一生忘れないと思います。

今もおしぼり屋さんは変えていません。

 

で、その数年後、居心伝さんは閉店してしまいました。いまではその業者さんをつかっているのは当店だけです。

 

私は正直「ざまーみろ」と思いました。

隣が閉店してからは年末に紙おしぼりが納品されることはなくなりました。

 

こういった業界の悪習慣や不当競争は今も続いています。

ずいぶん緩和されてきてはいますけど。

自由な競争でサービスのレベルアップを図ったほうが

結局、ビジネスは長持ちしますね。

付き合う相手をまちがってはいけません。

 

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