飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

異なるタイプの人間の必要性

アルバイト大学生さんの最近の会話で

「私はESTJ」とか「彼はISFJ」とか、私にとって懐かしい言語が飛び交っています。

これはMBTI(マイヤーズ・ブリッグスタイプインジケーター)といって性格タイプを16タイプに分ける分ける診断法です。

企業で採用に携わった人なら扱ったことのあるもので、「適性検査」の性格判断なんかに使われます。

それが今、無料診断ツールとなってネットに出回っていて、大学4年生を中心に学生さんたちが星占いのように楽しみ、「あなたは外向型」とか「感覚型」とか「経営者タイプ」とか言いあっているのです。

私は企業でMBTIを10年以上取り扱っていましたので熟知していますが、

まあ「知らんふり」していました。

でも、大学4年生のAさんが、「MBTIでは内向型なのを隠そうと思って外交的にふるまっててもちっともうまくいかない」とか言ってるので、

 

「これはあかん」と思って正しい考え方をアドバイスしました。

 

この診断は内向的が悪で外交的が善などではなくて、

思考のタイプを判定しているだけです。

企業にとってはどちらのタイプも必要で部署によって求めるタイプは違うのです。

問題は自分を偽って飾ろうとすることです。

 

たとえば、

内向的というのは「暗い」という意味ではなく、自分の中でよく思考することを好むということで、「慎重」とか「思慮深い」ともいえます。

せっかくの長所を短所と見間違え、外交的に見せたいために自分らしくない振る舞いをしたら、面接官は混乱し判断を先送りするでしょう。

 

面接官に判断を先送りされているあいだに、他の人が内定してしまう。

これがほとんどの「不採用」の構図です。

 

星占いのように、友達同士でワクワク話をしてるあいだはいいですが、

就職活動に関係してくるとなると話はです。

 

大学生のみなさん、

就活生のみなさん

 

目を覚ましてください。

 

お店もそうですが、同じようなタイプの人間ばっかりでは

なりたたないのです。

👇よかったらポチっとしてください