飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

新人の教育で重要なポイント

店舗運営時にかぎらないかもしれませんが

新人のうちに覚えた事って

すぐ身に付きますし

なかなか忘れる事ができません。

 

身近な実例を出すと

石焼ビビンバはジュージューと音を立てながらサーブしますので

そのコンディメント(調味料、薬味、取り皿やスプーンとか)は

早めに用意するべきです。

 

新人さんも頑張って早めにコンディメントを用意してくれます。

しかし、あまりにも早くから

厨房の一角にそれを置かれては

厨房が狭くなって動きづらくなるのです。

 

邪魔ってことですね。

 

とはいえ、

せっかく早めに用意してくれてるんだから、

「はやすぎるんじゃ!!」とも言えない。

大事な大事な「やる気」を削いでしまってはいけないと思います。

 

どうしようか・・・

 

あれこれ考えて、

「コンディメントは厨房に置くのは邪魔ですから

 そのままお客様のテーブルに持っていっておきなさい」

と、指示する事にしました。

 

お客様にとって、

注文品のコンディメントが先にテーブルに置かれても

違和感はありませんし、

注文が通っているという安心感とか

もうすぐ来るんだなというワクワク感もでます。

一石二鳥ですな。

 

コレを1年生から教わっている人達は

とにかくコンディメントの用意が早い

 

3年生、4年生は

ビビンバがそろそろ出来上がるころに

用意しましょうかねって感じで動き出したら

下級生が「もう用意しました」って言われています。

 

 

「鉄は熱いうちに打て」

といいますように、

新人の頃にシンプルに徹底された事は

それが「習慣」になってるので、

何の苦も無くやってくれます。

 

逆に、

新人の頃に教わった事を変える事はほとんどできません。

どちらの方法も「間違ってはいない」のですから変えられない。

 

 

新人期間に教える

動き方のポイントはかならず「習慣化」するのですから

考え抜いて

シンプルで

他の部署との整合性があって

お客様にも喜んでいただける

方法を教えてあげるべきです。

 

すこし面倒な作業であっても

最初に教わっって習慣化させれば

必ずやってくれますね。

 

逆に、最初に変な動きを覚えさせると

地獄です

 

動きの生産性を上げるって

ルール変更とか

配置変更だけではなくて

何をいつ教えるかが

もっとも重要なのだとおもいます。

 

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