飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

あたたかい宴会

2023年5月にコロナは5類に移行しました。

まだ1年たっていませんが、ずいぶん昔のような気がします。

 

外国人の訪日が増え、円安になり、政治では「キックバック」とか派閥解散とかいろんなキーワードが横行して、コロナ禍なんかすっかり忘れ去られているように思われます。

 

しかし、夜遅くにあいているお店が激減しました。以前は24時間営業だったファミレスは、ほとんど24時間ではなくなりました。

 

コンビニも24時間営業しないお店がチラホラ現れました。

居酒屋などで新年会・歓送迎会をおこなう企業や団体は減ったままです。

 

昨日は10人くらいで午後7時30分から11時過ぎまで「飲みまくるお宴会」がありました。

「久しぶりやなあ、この感じ」

と思いました。

やっぱり豪快な宴会は大きな売上げになります。

 

宴会中のお客様が 「テイクアウト容器にごはんを入れてください」と要望されました。

(何をするのかな)と思い、詳しくお尋ねすると、

「留守番をしてる社員に焼肉弁当を作ってあげたい」とのこと。

テイクアウト容器にごはんを敷き詰めて、自分たちが食べているお肉をごはんの上に置いて「お弁当」にするのです。

私は了解して、テイクアウト容器にごはんを敷き詰めて渡しました。しばらくするとごはんの上に美味しそうなお肉を盛った「お弁当」が出来ました。

私がラップをするために預かったのですが、「もっとおいしそうにしよう」と思って、キムチとかナムルとかを追加で盛りました。

お手製の「焼肉弁当」は 「焼肉ビビンバ弁当」になりました。

 

「美味しそうになりましたね」とお客さんにも喜んでいただいていたら、

ほどなく1人の若者がお店に入ってきました。

10人で宴会中のお客様がその若者にお手製の「焼肉ビビンバ弁当」を渡していました。受け取った若者はすぐに帰りました。

 

おそらくは何かの事業所さんの宴会なのでしょう。

 

凄いパワーで飲んでいましたが、留守番の社員の食事を思いやる気持ちが伝わってきて

「ああ、良い会社なんだな」と思いました。

 

コロナ禍で「宴会はしなくていい」「宴会はないほうがいい」とは言われていますが、

現実にはいろんなケースがあるし、いろんな宴会があるし、いろんな会社や団体があります。

 

上手く運営できるなら、豪快な宴会も捨てたモノではないのです。

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