飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

上司やスパーバイザーの店舗訪問の意義とは?

飲食チェーンのスーパーバイザーをやっていたころ、

「ときどき無予告で店舗訪問して真の店舗の姿を見ておきなさい」と指導されました。

 

上司が予告して訪問すると、店舗側はいろいろ準備して普段より良い状態で待っているものです。だからときどき無予告で突然お店を訪問してだまされないようにしておく。という意味です。

 

最初は「そんなもんかなあ」と思って、無予告で訪問する時間も取っていましたが、だんだん「無予告訪問は無意味だ」と思うようになりました。

 

その理由はは以下の3点

まず、

1,無予告ですから店長に会えない事が多い

2,予告訪問で問題点を見つけ出すことができるようになった

そもそも

3,予告したら良い状態が作れる店長なんて希少だった

 

予告訪問で騙されているような上司やコンサルは能力が低いのです。

 

訪問すれば、

店舗のサービス、品質、清掃の状態はもちろん見ますが

そのほかに

店長や従業員へのインタビュー

帳票の確認

お客様との会話

などから、そのお店の状態や矛盾点がわかります。

 

予告しても良い状態にならない人は能力が無いのですから、育成視点で会話します。

 

予告したら良い状態が作れるなら能力は問題ないお店ですから、育成は必要ありません。売上げなどの成果を求めればいいだけです。普段の状態が悪ければ、売上げは上がりませんので、普段から良い状態を保たなければならないように仕向けるだけです。

 

人間対人間ですから

化けの皮をわざわざはがす必要があるかどうか、

をいつも吟味しておくのです。

 

大切なことは、成果を出すために良いコミュニケーションをすることで、相手を追い込む事や自分が優位に立つことではありません。

 

目標があって

成果測定があって、

本人が悩む状況が作れるから

上司やコンサルの意味があります。

 

実戦で失敗させて使い物にならなくなるまで、

能力測定できないなら

上司やコンサルの能力が低いのです。

上司やコンサルである以上、いくつかのチェックポイントで

練習風景から、実践能力を想像できなければならない

 

 

ただ、指図するだけとか、測定するだけだと、上司やコンサルはAIにとって代わられるでしょう。

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