飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

感覚的な判断基準:4月は人数不足かも

アルバイトさんが「不足している」とか「充足している」とか言われますが、どういう状態が「充分」なのか、はっきりと規定されているわけではありません。

「適性状態」なのか「人数不足」なのかはコントロールする側の感覚や能力によって変わります。また在籍者の能力によっても変わります。ひとりひとりの能力が違うのに、人数で「〇〇人が適正」などと表現することも正しくはない。

 

要するに「デリケートで感覚的」なものなのです。

 

当店は大学生だけで充分なアルバイト人数を抱えていると思っています。

 

しかし毎年3月から4月ごろは4年生が卒業し3年生の就職活動が忙しくなるので、希望スケジュールを回収した段階で数日、不足日が発生しているため、何人かに「〇日、希望スケジュールは出ていない日ですが、すこしはたらけませんか?」とLINEして、”スケジュールを余分に引き出す活動”をする必要がでてきます。

 

この作業をウザったく感じる人は「人数不足」と思うでしょうが、私はそうは思わない。結局、期限内に適性な営業スケジュールが作成できているからです。

 

何人かに「この日、働けない?」って聞けばほとんど改善できますし、今はLINEがあるから一人ずつ個別に問い合わせて、早く返事が返ってきたきた人に入ってもらったら、他の人に「もう埋まりました。お騒がせしました。」とLINEすれば終わります。便利な時代になりました。一家に1台しか電話が無い時代に比べれば相当な時間短縮になっています。(いつのことやねん?)

 

また、こういう時は稼働人数が少ないので、スケジュール全体は「毎日希望者が多すぎる」ってほどでもありませんから、作成自体に悩む事が少ないです。不足日の調整が終わればすぐに完成します。選択肢が少ないからです。

 

 

逆に

希望スケジュールを回収した段階で全く不足のない状態のほうがある意味で憂鬱です。

多い時は平日3人でいいところに10人くらい希望者いるときもあります。

 

「だれを休ませようか」

「働く日数に不公平がないか」

「長期的な育成プランを考慮した日数配分になっているか」

「よくキャンセルする人を重要な日に使っていないか」

 

とか、あれこれ考えたりします。

事前調整の必要が無い代わりに、作成にはいってからの時間は何倍もかかっていまします。私にとってこの状態は「人数過多」です。

 

飲食店長に「ヒトは充足していますか?」とか「人手不足ではないですか?」とか聞いてくる人がいますが、、、、判断基準が不明確な質問ですので「愚問の極み」といえます。こういう質問をする人は、バイトスケジュール作成のノウハウが全然わかってない危険性があるので注意して対応します。

 

「アルバイトさんは何人稼働されているのですか」とだけ聞いてくる人は「わかってるなあ」と思いますので、楽しくなります。

 

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