飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

指導法とスマートフォンの活用

先週生放送された漫才トーナメント大会「THEセカンド」ではガクテンソクが優勝しました。そのネタの中に「概念からいきましょう」というフレーズがありました。「基礎から(学んでいます)」とボケてくる相方に対してツッこむフレーズです。

ガクテンソク ≒ 学天即

私はヒヤッとしました。

 

と、言うのもその数日前、私が同じセリフをアルバイトさんに発していたからです。

 

そのアルバイトさんが「ジンジャーハイ」の入れ方がわからなくなってしまって私に聞いてきたので教えたのですが、この人から同じような質問がちょいちょいあることが気になりました。モヤモヤしたのです。

 

思い切って「あなたは『ハイボールの定義』ってわかってるのかな?」と聞いてみました。

 

答えが返ってこないので「じゃあスマホでしらべてくれ」と言いました。

スマホで調べると「ウイスキーソーダで割ったもの」と出ていました。アルバイトさんは少し晴れやかな表情になって(そうだったのか)と思ったように見えました。

 

逆に私はハイボールとは何か?」という概念が理解できていないことを確認しないまま、トレーニングしていたのだ、と・・・・愕然としました。

そしてそのアルバイトさんに「概念から学ぶと理解が早くなるかもね」と言ったのです。

 

親御さんがお酒をよく飲む人なのか、全く飲まない人なのかによって、この概念を習得してるかどうかが決まると思います。個人の能力や努力とは全く関係ありません。つまり教える側の問題なのです。

 

をじゃあ「サワーとはなんだ」とか「チューハイのハイって何の意味だ?」「ウーロンハイは??」って話になりますけど、そもそも居酒屋で「適当な造語」として生まれたネーミングも多いので、例外も多く、こんがらがってわかりにくのです。

 

複雑になってしまったネ―ミングですが、「ハイボールの概念」を知っている人と知らない人では、その整理と理解の速度に差がでるのは当たり前です。

概念である程度とめておけば少しの理解ですみますが、全部をバラバラに覚えようとしても無理です。

 

それから私は、アルバイトさんが質問してきたとき、お店のローカルルールに関する質問でない場合はスマホで調べてみようか」と言うときがあります。もちろんお店がヒマな時です。

 

サラッと教えてしまえばその場で終わる事ですが、せっかく飲食店で働いているのですし、スマホという便利なツールもあるのですから、まず興味を持って調べてほしい、と思います。

 

調べてくれた上で、一般的な概念を理解してから、その例外的な使い方とかの話ができればさらに興味深い会話になります。特に高校でたての大学1年生には有効です。

3年生くらいになれば、なぜか お酒の飲み方の「概念」は身についています(笑)

 

ひとりひとりレベルが違うので、手間はかかりますが、相手にとって「真の疑問点」から話を始める事によって芋づる的に理解を深めたいのです。

この指導法は凄く生産性が高いやり方ですが、スマホがr時代だから出来る事です。過去にはできないやり方です。教える側の技術というより「コツ」ですね。

 

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