飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

もったいない募集告知

むかしはそれでよかったけど

今はダメです。ってこともありますね。

 

ワープロ」が世の中に出回りだした時代に(数十年まえだけど)

こんな広告がよく見られました。

「アルバイト募集中」

 

 

30年くらい前なら ナウい告知でしたが、

今となっては「チープ」な告知でしかないですね。

 

まず、安っぽくて古臭いやり方である事を指摘せざるをえませんが

もっと問題なのは

「親切じゃないこと」なのです。

 

アルバイト募集ポスターに必要な情報はいろいろありますが

最低限、下記のものは必要でしょう。

時給

仕事内容

勤務時間

連絡先

 

と、なると、この告知の意図は

「いやいや、そんな事は電話くれたら説明できるから

とりあえずインパクを出さなきゃ、」って感じでしょうか??

小さく連絡先が書いてあるりますが

この距離では見えません。もったいないですね。

 

そもそもの疑問として

アルバイトが採用できない理由は告知のインパクトにあると

お考えなのでしょうか。

 

最初に言いましたが

本質的な問題は「見える、見えない」とか情報が「足りない」とかじゃなくて

「親切じゃない」事なんです。

 

告知が親切なお店に対して応募者は

採用後も、アルバイトの立場に立って考えてくれるようなイメージを持ちます

告知が不親切な場合は不安になりますね。だから応募しません。

 

応募する側の人は それほど「労働環境(店長の性格や仲間の状態)」を

心配しているのです。

 

たとえば、グランドオープンのアルバイト告知は凄い人気があってたくさんの応募があります。これはなぜかというと、労働環境がこれから形成されるからです。

 

応募者の「既存の労働環境に対する不安」は切実です。

まずは、既存のメンバーに対して「優しく新人に接する文化」を醸成しておくことが一番重要です。それができれば、出来るだけ丁寧に情報を出して、ある程度安心して応募できるように仕向けることが大切です。

今では、インターネットがあるのでホームページなどに楽しく働く様子やシフトの取り決めなどを掲出しておいて、そこにQRでアクセスしてもらえるようにできます。

30年前にはできなかった方法なので、募集する側にとってものすごくありがたい世の中になりました。

 

そんな時代なのに、ほんとうにもったいない募集告知です。

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