5時過ぎに、50代くらいのご夫婦のお客様が御来店されました。
お帰りの際
「3年前からここに住んでいますが、『もつ鍋』が苦手なので敬遠していました。でも今日勇気をだしてきてみると、みなさん焼肉を食べているじゃないですか!焼肉はとてもおいしかった。3年間損しました。取り返そうと思います」
とのこと。
嬉しい、お言葉でもありますが、
私としては反省も必要です。
当店はビニールカーテンなので外から店内も見えるし、「七輪焼肉」とも書いてるので
もつ鍋が苦手な人も来てくれると思っていたのです。でも違ったんですね。3年もかかったのですから。損したのはコチラです。
1カ月ほど前に 店頭に告知に焼肉情報を増やしました。このアクション成果で、このご夫婦に来ていただけたのかもしれません。
さらに、お客様との会話の中で、私が
「モツが苦手な人もいますね。そういう場合は鶏肉とか豚肉に変更できます。当店のもつ鍋はスープもウリなので、全然問題ないですから。」と言ったら、
すごくうれしそうな反応でした。
もつ鍋&焼肉のお店で、ホルモンを回避したら「食べるもんないんちゃうか」と思うお客様もいます。だから、そんな人でも満足いただけるようなメニューラインナップにしているのですが、店頭告知にはそんなメッセージはありませんでした。これも反省です。
この辺を改善できたら、また新しいお客様が獲得できるかもしれません。
お客様との会話の中でいただいた「ヒント」にハズレはありません。
これは経験的にも、論理的にも正しい原則です。
仕事の目的は売上げで、売上げはお客様から頂くものですから、目標とするお客様から直接頂くヒントを無視していては成果なんか出ません。
自分のお店のお客様のご意見をよく聞きましょう。
不特定多数の人間の意見よりもはるかに精度が高いからです。
飲食店長の強みは「お客様と通常の会話ができる」事です。まぎれもない事実がそこにあります。
お客様がお店に来ている時に「美味しかったですか?」「今日のお店はどうですか?」「端っこの席ですみません」とか、なんでもいいです。話しかけてみましょう。
ぜったいにヒントになる言葉が返ってきます。
いろんなご意見を聞いて、「じゃあ、何をするか?何を変えるか?」を決めます。改善計画の立案にはセンスが関係してきますけどね。
センスの無さをカバーするのは 事実の質と量です。
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