飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

まあ、ええか 

お題「わたしの黒歴史」

手前味噌な話ですが

 
すでに卒業したアルバイトで思い出深いNさんがいます。
Nさんはとても可愛く、賢く、人懐っこく
アイドル並みの人気がありました。
すぐにお客さんと仲良くなってしまいまい
接客は抜群です。ファンも多かった。
ただ・・・
日本酒とライムシロップを混ぜる「サムライロック」を作るはずが、
全部ライムシロップでお客様にお出ししたりします。
作業そのものは正確でもなく 早くもないです。
 
他にも、アルバイトのTさんは 
接客抜群で
子供大好き。
家族づれに愛され
子供さんからラブレターもらったりします。
ただ・・・
必ず遅刻します。5分か10分。
ほぼ毎回「ちょっと遅れます」
「今から行きます!すみません」
っていうラインが来ます。
 
最初はNさん、Tさんの使い方を模索しましたが
結局
出来ない事には目をつむって、
気持ちよく働いていただくことにしました。
 
究極の適材適所主義やなあ、
と思いながら
「今日も遅刻かあ」
と笑い飛ばして使ったりして・・・
他のアルバイトが変に思わないように
「あの人の真似したらあかんねん」
とか言って、ごまかして。
 
誰にも「得意と苦手」はあって、
凄く秀でている面がある人ほど
なにかが欠落しているように思います
特に若い人は苦手を克服する必要なく
育ってきてますから
その傾向が色濃いですね。
 
経営者が
従業員の欠点を問題にする事はありますが
そこにこだわって、
就業員を失ってしまっては意味がない
という考え方もある。(極端ですが)
 
そんなこんなで
2人とも卒業まで勤めてくれました。
2人とも「やさしい職場でした」と感謝してくれています。
 
でも私には 罪悪感 があります。
これから就職して社会に出たら・・・・・
 
例えば時間管理が悪いだけで、
全く評価されない事も多いでしょう。
バランスの悪い人を使いこなしてくれる会社は少ない。
雇われ上司は
部下と心中するようなリスクは負わないでしょう。
 
彼女たちは「苦労するやろなあ」と思います。
短所を矯正しようとしなかった私は
お店にとって都合のいいところだけ使って
将来困ってしまうだろう原因を助長した・・・・。
悪人は俺やなあ。
 
と思いつつ
寄せ書きに
「時間は守りや」と書いてあげて
罪悪感から逃れようとしています。
 
まあええか。
 
 

アルク #トーキングマラソン 特別お題キャンペーン「わたしと英語」

アルク「トーキングマラソン」×はてなブログ 特別お題キャンペーン
by アルク「トーキングマラソン」