飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

入口開けっ放しにしろって言われても・・

今週のお題「好きなお店」

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「変化しましょう」って言うのは簡単ですが

実際は難しい。

だから、

できることからやっていくようにしています

例えば

入り口ではなく客席にアルコール噴霧ボトルを配置しました

これ、一見簡単なアクションのように見えますが

適当なサイズのボトルを探して、

アルコール液の安定供給元を見つけてからでないと

出来ません。

お客様が持って帰ってしまうようなトラブルや

引火の危険性も想定しておかないといけない

でも

各テーブルにボトルがあったほうが

何度も手指消毒できるので安心です

 

で気づいたのですが

これまでは 「安心」と「手間と危険性」のバランスで 

「結局、実行しない」ほうをえらびがちですが

ここ数か月の経験で実行する事にしました

この各人における「判断基準の変化」こそが 

今回の騒動による進化ではないかと思います

 

 

最近、

「入り口開けっ放しにしないんですか?」

と言われました

 

 

私の常識では

これは「不衛生」な事です

なぜなら

飲食店には必ず排気設備がついているので

入り口を常時開放すると

外気の汚れも一気に入ってくるので 汚いんです

当店のようにお店の前が結構交通量のある車道の場合

排気ガスがどんどん入ってきます

だから このアクションはやったらアカンねん

(普通のオフィスは窓開けてても問題ないですよ)

 

 

うちの店は強制排気の排気口が8か所もあるから

入り口は開けっ放しにはしません

フィルターがある通気口から新しい空気が

入ってくる設計になってるんで、

充分に店内の空気は入れ替わるからです

 

第一、真夏や真冬は 暑いし寒いし 

入口開けっ放しで営業なんかできませんので

入口開けっ放し営業は 単なる「一時しのぎ」に過ぎないし

 

 

でも、こんな事お客様は

くどくど聞いてくれませんので

「すんませんなあ、かえって不衛生なんで・・・」

くらい言えたらいいほうです

 

 

課題改善に向かってプロの目線で判断して

真剣に変革していこうとしているお店が好きですし

お客様にも見極めてほしいと思います

 

愚痴ですがね