飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

なんのため?っていえば、念のために決まってますやん

飲食店長のブログとしては、ときどき、店長のリーダーシップについて考えます。現場の従業員は店長にリーダーシップを期待します。雇われ店長の場合、「部下であり店長であり」ですから、自分の上司にも気を使わないといけない。ここは難しいところです。でも、チームのために上司を説得して、数字で納得させていかないと魅力的な店長にはなれません。また、自営業のオーナー店長は決断力がすべてですね

全国知事会が「帰省中止要請」今になって、を出しました。そりゃ無理でしょう。もう帰省しちゃってる人もいるでしょうし、休暇の予定も立てているし。そんなこと言ってもできない事を、知事もわかっていて、要請してるんじゃないかと思います。

各県のまん延防止重点措置等についても、直前になって発出を決めています。公聴会とかもありません。「緊急だから」直前になるといいたいのでしょうが、1年に4回目とかになっているものを緊急と表現するのは、無理があるのではないですか。

店舗の側では「エ、今から?」「お酒注文してしまったがな!」「スケジュール作ってしまってるやん!」とか、対応に追われたりしましたが、だんだんそれも慣れて来て、発注量を調整したり、緊急雇用安定助成金を利用したり、はたまたお酒を継続販売したり、様々な対応を事前に計画していたように思います。

「要請に従う」というよりも、「要請に対応する」って感じじゃないかな

 

知事のみなさんは なぜ、直前になって「緊急要請」するのでしょうか。

私には、「念のため」に見えます。何かしておかないと怒られるからやっておく・・・。問題を解決するために全力を尽くしているというよりも、解決策が無いから「とりあえず、できる事をやっておかないとな。」結果が出ない事が解っているので、せめて責任追及されないように自分の周りを固めておくってことですね。

雇われ店長」がやりそうな事です。

その瞬間の自分の立場は守られますが、「メンバーの信頼」を失う事とひきかえですね。私だったら「メンバーの信頼」を取りますけどね。飲食業と政治家は違うんですね。

自由な一般市民をなめてたら、取返しのつかない事になりますよ。会社や業界団体で縛られていない人々は、「組織力が効かない」という強さを持ってますからね。普段は弱さになるときもありますが、繰り返しなめた事されるにつれて、弱点を強さに変えるような行動をとりますよ。自営業は決断力が命ですからね