飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

「アクリル板の間隔が広くなるとお客様が増える」かも

 

電力ひっ迫の恐れがあるから節電を「呼びかける」政府に対して、国民にお願いするだけでなく根本的に電力供給能力を増強するような政策を提示、実行せよ、と訴える人がいます。

「節電しながらも熱中症にならないように気をつけましょう」、という政府の「呼びかけ」に、「無責任だ」と疑問を呈する意見があります。

「節電したら2000ポイント差し上げます」という発表に「なめてるのか!」と怒る人々もいるようです。

 

お忘れになったのですか?コ〇ナ禍においても、対策は最後まで「要請、お願い」ベースだったことを・・・。

 

たとえば、マスク・・・。

 

暑くなって、マスクをしている人が熱中症を起こしたり、体育の授業中に倒れたりしている報道が増えても、結局は「みなさんマスクを外したいときは外してね。でも公共の場所では気を付けてね」っていうだけです。マスクをいつ、どこで着けるのかの法律が無いので、外す法律も作れません。責任なんかとってくれませんし、冴えた政策かんか期待してはいけない。議論はするが、現場に弱いから。

 

自分たちの身は自分で守るしかないのです。

 

 

飲食店の「アクリル板」も、何の規格も法的根拠もないまま、今も放置されています。

 

 

最近気が付いたのですが、カウンターのアクリル板とアクリル板の間隔って「客単価設定」に比例しているようです。

 

たとえば回転すしの「くら」チェーンには「無添くら」というブランドがあります。通常の「くら寿司」は一皿110円が基本ですが「無添くら」は一皿160円~450円くらいの値段になっています。主力は250円くらいの皿です。ネタの大きさや味においても「無添くら」のほうが優れています。

 

で、アクリル板とアクリル板の間隔は「無添くら」のほうが1.3倍くらい広いです。私は体が大きいので普通の「くら寿司」のアクリル板の間隔は狭すぎて窮屈です。ですから「無添くら」を利用するようになりました。240円の皿をよく食べます。

 

一皿の値段が2倍以上なのだから会計も2倍以上になるのかと言えばそうではなくて、せいぜい1.2倍くらいです。

 

なぜかというと「無添くら」では一皿ごとの味や量の満足感が高いので、ゆったり食べますが、「くら寿司」では一皿ごとの満足感が低く、「選択失敗した、もっと違うの食べよう」と思い、ガツガツしてしまうのです。結局、満足感ないままお会計が高くなってしまう・・・。

 

ですから私は自分の健康と生活の充実を考えて これからは「無添くら」を利用する事にしました。経済的にも同じくらいですから。

 

「アクリル板の間隔が広くなるとお客様が増える」「アクリル板の間隔が狭すぎるとお客様が減る」ひょっとしたら飲食店ではこういう法則性があるかも・・・。

 

公的にはアクリル板とかの運営基準なんかありません。自分の商売がどんなタイプなのかを考えて、お客さんと自分たちの関係性の中でアクリル板の間隔を決めていきましょう。

 

 

戦争がおこり、物価が上がり、感染症が報道されている中、飲食店が何をすべきか?

何事も研究して真理や法則性を追究しましょう。

それの方が人生は楽しい。