飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

おしぼりの謎

本日、1月7日から2023年の営業開始です。

 

今年はどんな抱負をもって1年をスタートするのか!?

 

2015年にお店を開けて8年目です。”10周年”に向けての3カ年計画をスタートさせる年です。

 

10周年にはどんなお店になっていたいのか。

 

ものすごいおおざっぱな表現をするならば「信頼感ある一流のお店」になっていたいと思います。

味・サービス・人・実績において地域のだれもから、あの店は「間違いない」と思われるようなお店が「一流」だと思っています。

 

高級という意味ではありません。普通の値段でやっているけど、安く感じるようなお店ですかね。

 

ここ数年はメニューの改定、拡張に力点をいれていました。おかげさまでメニューの多い店にはなったと思います。

 

ですから、2023年はこれまで、自信のあった「サービス」を見直したいと思います。

 

決して現状のサービスのレベルが低いとは思っていません。むしろ良くなっているかもしれません。

 

 

たとえば、当店の布おしぼりはリース契約で毎月の使用量が1000本まで固定金額で、1000本を超えると追加料金が発生します。グランドオープン以来、12月以外の通常月で1000本を超えたことなんか無かったのですが、2022年の9月以降、1000本を超えるようになってきました。

 

最初は業者の数え間違いじゃないか?と思いました。

リースおしぼり

それで、緻密に注文数を数えたところ、通常月でありながら本当に1000本を超えていました。お客様1人あたり2本近く使っている計算になります。

1000本まで固定金額だから「お客様には何回おしぼりを変えてもいい」と普段から言っておりましたので、一人一人のホール女子が、その理念の下、ちょっとしたタイミングでおしぼり交換してくれるようになったんだと思います。

 

こういう客観的数値に表れる変化は、とても嬉しいです。でも私はこの数値をみるまで、今のホール女子たちの具体的をはっきりとは認識していませんでしたので、もう一度観察しなおしました。確かに頻度アップしています。

 

過去7年間、どの時代においても起こらなかった事が今起こりました。

おしぼりの交換頻度が上がりました・・・なんて小さな小さな事ですけど、このメンバーに大きな大きな可能性を感じざるをえません。

 

ですから2023年は私自身がサービスを新しい眼でもう一度見直して、良い面をさらに際立たせ、ともに成長できる年にしなければならない、と決意している次第です。

 

やっぱり「人」です。