飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

損切り

損切り」って重要です。

 

これは私にとって、苦い経験です。

 

お店をやりはじめて3年目、私は2店舗目の候補を探していました。2店舗あったほうが売上げも上がるし、危機管理できると思っていました。

 

店長候補に見える人物を採用することができ、物件も見つかり、グランドオープンしました。今から思えば思いあがった行動でした。

 

案の定、1年経った頃には、苦しい状態になっていました。1号店は機能してはいましたが、冷静になればなるほど「共倒れ」の恐怖が出てきました。

 

他にも内的・外的問題が発生していましたが、個人的すぎるので書きません。

私は2号店の閉店を決心しました。「なぜ閉めるのか?」「もっとがんばったほうがいいんじゃないのか?」と意見してくれる人もいましたが、閉店を選択しました。

 

営業期間が短かかったので負債を抱えることになりましたし、1号店を営業しながら2号店の閉店業務を進めていくのは非常に大変でした。家族にも迷惑をかけたと思いおます。

 

「なぜもっとよく考えなかったのか」

とか

「これは現実なんだろうか?」とも思いました。

 

精神的なダメージも大きかったです。

 

最近、いろんな経営者の発信で、「損切り」についての話を聞く機会がありました。

 

曰く

損切り」の決断は、一番難しい。しかし経営者が生き残るためには絶対必要な決断で、必要な時に「損切り」できなければ事業は壊れてしまう、とのこと。

 

いろんな「損切り」がありますが、一度始めた店舗や別事業を負債覚悟で閉める事は相当な覚悟がいります。

 

まとまったお金を投資したのに、回収する前に放棄していまうんですから「金をどぶに捨てる」ような行為となります。

 

つらかったです。

 

でもその後の1号店の展開とか コ〇ナ問題の発生とかを経験すると、ココロから「2号店を閉めていてよかったなあああ」と思うのです。

 

オーナー店長の我々はいつかお店を閉じるか、売却するタイミングが来ると思います。

その日をどう迎えるかもひとつのゴールですね。

 

最後の最後に厳しい判断をするのではなく、朗らかで緩やかな判断でやめれるようにしたいものです。