飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

”元気で遊び好きの店長”がウザい時

アルバイトのSさんとお話していたら、彼女は最近はじめた焼き鳥屋さんのアルバイトを、「もうやめたい」と思っていて悩んでいるってことでした。

 

友人に勧められて始めたアルバイトなのですが、お店の雰囲気が合わないそうです。

 

聞くと、若い店長さん(20台後半)が、チームワーク重視のタイプだそうで

「今度飲みに行こう」

「今度みんなで遊びにいこう」など

”もっとなかよくなろうオーラ”をだしてくるのですが

それがウザいようなのです。

 

 

Sさん以外の7~8人のメンバーは、そんなお店の雰囲気を楽しんでいるようなのですが、彼女はそこまで仲良くならないでいいし、個人的に「今度飲みにいこう」とか言われたりして、セクハラ的にも思うそうです。

 

学生さんにとって「アルバイト先が楽しい」ってことは大切な事だと思っていましたが、その「楽しさ」はなかなか定義しづらいもののようです。

 

話を聞き始めたとき、この焼き鳥屋の店長さんに対して私は

「よく頑張ってるなあ」「馬力あるなあ」「儲かってんねんなあ」と思い、なかば感心していました。

 

私のお店でも「新歓コンパ」とか「卒店コンパ」とかありますが、人数が多いので個人的に「飲みにいこう」「あそびにいこう」と言った事はありません。インスタのフォローもなるべくしないようにしています。

 

やっぱりそういう事が”不公平”とか”えこひいき”などの「不平不満の着火点」になることが多いからです。

 

今回の例も、Sさんが「どうやったら辞めれるか」を真剣に考えているのを見ると、「間違ってるかもしれないんだなあ」と思わざるを得ない。

 

でも、アルバイトさんと仲良くする目的がスタッフの安定で、人数が確保できているなら問題ありません。

”無難なやり方にとどまらないチャレンジングな店長”ってことになるでしょう。

 

でも、この店長さんが ただただ「若い人と仲良くなりたい、一緒に遊びたい」とか思っていてるなら、アホですな。

 

お店のスタッフは千差万別。

醸し出す雰囲気もいろいろ。

そしてそれはお客様に確実に伝わります。

 

リスキーなやり方ですね。今後も注目したいね。

 

勝てば官軍ですがね。

 

 

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