タイガースの(優勝・日本一)アレ達成を受けて、その戦術・戦略・作戦を研究するレポートが数多くが出ています。マネをしたりパクったりしようとする球団もでてくるでしょう。
記事によると、タイガースのフォアボールは494個で、これが得点力アップにつながったとされています。
【記事】
阪神・岡田監督方式の他球団導入 評論家「そう簡単にはいかない」と指摘 四球の査定アップなど複数球団が興味/阪神タイガース/デイリースポーツ online (daily.co.jp)
しかし、記事には他球団がマネをしても「そう簡単にはいかない」とあります。
この「そう簡単にはいかない」の意味は
「そう簡単には四球は増えない」であり
「そう簡単には得点は増えない」でもあり
「そう簡単には勝てない」でもあります。
ビジネスで良い結果を出した人に
「どうやったら同じことができるのですか?」と聞いてくる人がいます。
また、コンサルや上司に
「良い事例があったら教えてください」に言うてる人も多いでしょう。
事例や成功談を聞いても、ほとんどの人は成功しません。同じことはできないからです。
私は「3年かけて成功した事の説明は3年かかる」と考えています。
また、成功した人が、必ずしもお話が上手とは限りませんし、本人が話しているから真実だ、ともいえない。
その人の長所や特性は 周りの人の方が良く知っている、なんてことも多いですしね。
毎日毎日、手を変え品を変え、変化に対応しながら目的と戦略(方針)を見失う事がなければ、いつか成果に到達するのでしょう。
その毎日の細かい変化をすべて説明するなんて無理ですから、
成功談の正しい聞き方は
その中に、どんな原則が貫かれているのか?普遍的な事実は何か?、を聞き分ける事です。
たとえば、タイガースの例を見ると、私は
「たくさんの得点を取るためにはたくさんの走者を出す必要があるんだな。」とは思いました。
野球の専門家ではないので、「どうやってランナーをホームに帰すのか?」についてはわかりません。
しかし「得点」というのはランナーが4つベースを進む事ですから、出塁数が多いほうがいいということぐらいはわかります。
タイガースは打率は1番ではないですが、出塁率(出塁数)はナンバーワンです。これは原理原則は何か?をあらわしていますね。
このように、
専門的な事ではなくても「普通に考えるとそうだよな。」という事を成功談の中に見つける事が大切なんです。
原理原則がつかめれば、あとは自分のビジネスの中で「原理原則」に反するアクションが無かったか?をチェックしてみます。そうすると「ハッ」と気が付く事もあるでしょう。
成功例にどんな「原理原則」が生かされているのか?に着目して聞くようにすれば、事例や成功談からも教訓が得れるのではないかと思います。
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