飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

店長の役割がますます重要になる時代

あけましておめでとうございます。

昨年は大晦日まで営業し、今年は1月3日から営業する予定ですが、

昨日「困ったな」と思う事がありました。

 

私の通うスーパーが軒並み1月3日か4日まで営業していないのです。

例年、大手のスーパーは1月2日くらいには開店していたのに・・。

 

ですから

1月3日から当店は営業しますので、野菜などの原材料を大晦日

確保していないといけない、ってことに気が付きました。

 

しかし、よく行くスーパーは駐車場が車であふれかいり

列をつくっていますので

入ることもむつかしい。

 

豆もやしを確保するのに大変な思いをしました。

 

そんな話をお客さんとしていると、お客さんからも

「今年は飲食のチェーン店が年末年始に休んでる」

とのこと・・・

 

お客様のほうも世の中のちょっとした変化に気が付いているようです。

テレビでは、電気屋さんとかユニクロさんとか、

「元旦からやってます」って宣伝している企業もありますが

やはり正月は休む会社が増えているようです。

👇記事参照

news.yahoo.co.jp

 

私が子供のころは、正月に営業しているお店は無かったです

営業してるお店でも法外な「正月料金」を取られました。

その後、チェーン店を中心に年中無休体制が進み

殆どのお店が正月も営業するようになりました。

最初は営業しているお店が少なかったので儲かりましたが

だんだん営業店が増えすぎて

儲からなくなってきていました。

 

だったら休んだほうが得かも・・

ってなって今に至っています。

 

これを「働き方改革」と思う人もいるかもしれませんが

そうではありません。それは口実です。

 

儲からないからやらない、だけです。

私は

「チェーン店もすこしは経済原則がはらくようになったんだな」

と、思っています。

 

これほど、いろんなお店が増えた現代において

チェーン本部が全店を統一した方法で運営させようと

すること自体に無理があるのです。

なんでも「全店統一」にしたがるクセがあるね

 

採用も、休日も、営業時間も、地域に合わせないと競争に勝てません。

「全店統一」が優れていたという時代は終わったのです。

 

たとえば、正月に営業したら莫大な利益が取れるお店があれば

チェーン店であっても営業すべきです。その代わり正月明けに

お休みすればいいんだと思います。

しかし、そこまできめ細かい事をやっているチェーン店は無い。

 

地域の応じた最善策を取るためにもっとも重要な役割を

果たす人が「店長」です。

 

いつまでも「全店統一」にこだわっていては、

ますますダメになるでしょう。

これからは、

お店の独自判断を認めるような体制を取った会社が勝つと思います。

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