飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

食事の楽しさとパワーを感じる老夫婦の話

昼飲み時間帯に、

杖をつかわれておひとりでは歩けない年配の女性と、そのご主人が御来店されました。キャリーバックも引いています。

 

お店に入って来るにも「ひと苦労」でマスクをしながらも表情は苦しそうです。

ご主人が「お昼は席、空いてんねんからな」とか言っています。

どうやら、奥さんと朱々に行こうと提案したら、

奥さんが「あそこは満席で混んでるから無理」と言われたみたいです。

そこを、「昼間はすいてるから」・・・と説得されて

やってきたのでしょう。

 

動くだけで苦しそうな奥様に「お肉を食べさせたい」と思うご主人の深い愛情を感じました。もう「老夫婦」と呼んでもおかしくないお二人です。

 

苦労して奥様を席に着かせて、向かい合ってご主人も座り、2人が注文したお肉は焼肉6皿です。

 

「大丈夫かいな」と思いました。

 

で、2人がマスクを取って焼肉を食べ始めると、なぜか、若々しく見えてきました。

ご夫婦も笑顔で会話されているせいか、楽しそうです。お肉もさらに2皿注文されました。

 

「やっぱり肉食う人は元気やなあ」と思いました。

これは真実だと思います。

 

で、おかえりになるとき、、、やっぱり奥様はほとんど歩けません。

段差があるところで立ち往生して、最後はご主人に抱き着いて段差を通過しました。なんか不謹慎ですが奥様が旦那様に抱き着くシーンってほほえましいですね。お二人も笑っていました。

 

ふと見たら、席に杖を忘れていました。キャリーバックを杖のようにつかっていたのですが、うまくいかず苦戦していたのです。

慌ててて杖を渡したら、「アッ」といって2人で顔を見合わせて笑って帰られました。

「ほんまは抱きつきたかったんで、杖を忘れたふりしたんとちゃうか?」とか思ったりして・・・

 

お二人は

食事前と食後でぜんぜん様子が違いました。

明るく朗らかになっています。

杖が必要とか、介助が必要だとかの要件はかわりませんが

あきらかに朗らかで陽気になっています。

 

食事って大切です

飲食店で食事をするって気晴らしにもなるし、

何歳になってもうきうきしますし、

期待以上のサービスだったらさらに嬉しくなる

 

さらに「肉を食らう」というのは

若返るような気がしますし

パワーが付くような気がします。

 

年寄りだから、

質素なものとか

上品なモノとかばっかり食べてないで

たまには

牛肉を腹いっぱい食ってください

しつこいホルモン食べてください

そして、もっと元気になってほしい

 

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