飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

人材育成のポイント

クーポンが投函されていたので、近所のお好み焼きチェーンさんに行きました。

いわゆる閑静な住宅街の中にある飲食店です。

広い客席は6割程度埋まっている感じでした。

アルバイトさんの人数は充分でした。

 

最初に接客してくれた人はとにかく早口で、お店での注意点や説明などをどんどん言い続けます。

で、生ビールといくつかのおつまみを注文しました。

 

すると初心者マークをつけたスラッとしたかわいい女子がおつまみのキャベツをもってきてくれました。でも生ビールはまだ来ていないのです。

 

その女の子は高校生か大学1年生くらいでしょうか、見栄えのする人でした。

でも全く笑顔が無く、厳しい表情で働いています。

 

「惜しいなあ」

 

ビールもきてないのにおつまみだけ持ってこられても・・・と思わせていることには気がついていません。未成年の女子でしょうから、そんな事しらないでしょうし、初めてのアルバイトの緊張でそこまで気が付かないのかもしれません。

そもそも、「お客様には笑顔で接客しましょう」とか「お客様の気持ちになって考えましょう」てなことは言われてないのかもしれません。

 

このお店の他の従業員は、言葉使いは丁寧ですが誰一人笑顔なく、ベテランになればなるほど正確な早口が言えるようになっていくようです。

 

そこに小柄で眼鏡をかけた社会人1年生から2年生くらいにみえる女性が伝票をもってきました。名札に「社員」と書いてあります。

 

「たよりなさそうな人だな」

と、直感的におもいました。

 

フロアに社員がいる以上、新人の動きや表情には注意を払ってほしいものです。

あの「見栄えのする新人」は仕事のコツや要点をすこしつぶやいてあげれば劇的に変わる素質があります。

 

しかし

このままでは

能力が開花しないまま退職するか、

早口が得意なベテランになるかです。

 

「社員」の仕事ができていないお店の典型です。

原因は社員が自分の責任を理解していない事です。

 

すごく笑顔の良い新人がいたりすると「有望なお店だな」とおもいます。

しかし、新人がおかしなことになっているお店には未来はありませんね。

 

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