飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

不振からの脱出

阪神タイガースは今季はじまったばかりですが、今のところ成績が芳しくありません。

誰が見ても、中心打者が不振でおとついまで10試合連続で2得点以下でした。チーム打率は ・207で断然最下位、得点41 失点48です。昨年日本一で今年も優勝候補だったのですが、スタートダッシュはできていません。

 

しかしです!!

勝敗はおとついまで8勝8敗2引き分けで勝率5割をキープしているのです。

得失点差や打率、防御率をみても「弱いチーム」のはずなので、最下位でもおかしくないのですが、実際の順位は3位です。

多くの評論家も、「いずれ調子を取り戻して優勝戦線にでてくる」と評価しています。

 

調子の悪い時にどういう采配をするか?についてはこのタイガースの岡田監督の采配が参考になるような気がします。

投手力・打撃力・守備力・走塁力で調子の悪いのは打撃力です。普通の監督なら打撃力の改良に着手しますが、岡田監督はそうではなく

不調の打撃力を「想定内」と表現し大きなテコ入れをせずに静観し、他のチカラを使ってゲームを組み立てています。

当然、打撃力が極端に弱いので、連勝はできませんが、「投手力、守備力、攻撃力が巻き込まれないようにすれば、3回に1回くらいは勝てるやろ」と考えているように見えました。

 

そんな感じで一進一退を繰り返しているうちに、周りの球団が調子を落としたりして8勝8敗にまでこぎつけています。

146試合を戦う事を見越したリーダーのあるべき姿を見た、と感じています。なにしろまだ18試合しか消化していないのですから。

 

飲食店営業も長丁場である事においてプロ野球ペナントレースに似ているのかなと思います。1日1日の営業が ペナントレースの1試合1試合と同じ位置づけとするならば、

「毎日毎日のゲームの内容や出来栄えにとらわれず、1年間の成績を高めていく」ことがリーダーの仕事です。

 

飲食店で「年度初めにアルバイトの募集をかけたが 上手く採用できない」なんてことはよくありますが、だからといって焦って急に募集にお金をかけすぎるよりも、今在籍する人材でしっかり営業する事を優先して、募集については静観する、というどっしりした態度が必要です。

 

飲食店のリクルート活動なんて順調でなくて当たり前ですよね。

どっしりと構えて毎日の営業になるべく悪影響を出さないリーダーでありたいものです。「日々の営業でお客様の満足を逃さない」から追加人員が必要になってくるのであって、日常の営業状態が悪化してしまえば、新しい人材は必要ないですから。

どんな采配するのかな

不振から脱出するプロセスに注目しましょう。

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