飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

関西のお笑いファンへのオマージュ - JIMMYとUCCコーヒー

NETFLIX「JIMMY」というドラマを見ました。

ジミー大西さんの半生を描いた作品なのですが、

明石家さんまさんの事を語ったストーリーでもあります。

 

「ジミーちゃん」が出てきたころの「驚き」を思い出したり、

いまになって「舞台裏」を知る事が出来たりして、

関西のお笑いファンの私を堪能させてくれました

 

でも、今日は作品の事ではなく「缶コーヒーの話を書きます。

 

劇中にさんまさんたちが麻雀をするシーンがあるのですが、

そこに何げなく映っているドリンクが

オロナミンCUCCコーヒー」でした。

私はこのUCCコーヒーが大好きでした。

 

でも、当時、缶コーヒーで市場で多く出回っていたのは「サンガリヤコーヒー」「ポッカコーヒー」でした。資本力の差だと思います。

でも子供のクチには苦くて、美味しく感じませんでした。

 

UCCコーヒーは、カフェオレっぽくて美味しいのです。

しかし、当時から製造元の会社が小さいのか、販売網が小さいのか、なかなか手に入らなかった。私はこの UCCコーヒーに「憧れ」さえ抱きました。

 

驚く事に

いまでもUCCコーヒーは当時の趣の缶デザインで長いサイズで売っています。特定の自販機にですが、あります。

今も変わらない

 

サンガリアコーヒーはサイズが小さくなり、デザインは全然変わってしまいました。ほとんどの自販機にあります。

 

UCCコーヒーのCMソングが

「のむんだったら~♪ のむんだったらUCC  いつでもどこでも~♪ いつでもどこでもUCC  ユーシーシーコーヒー 」で、かっこよい歌でした。(阪神の田淵選手がCM出演してましたし・・)

 

サンガリアコーヒーのCMの決め台詞は

「イチニイサンガリア、ニイニイサンガリア、 アリガトサンガリア アンタモガンバリヤ」とか「国破れてサンガリア」とかコミカルなものでした。

 

CF戦略とか、サイズ変更とか、デザイン刷新とかマーケッティング能力は「サンガリアコーヒー」のほうが数段優れているのでしょう。だから今ではサンガリアコーヒーが市場を制覇しているとは思います。

 

でも、私は

今も変わらないUCCコーヒーが大好きで、UCCコーヒーが買える環境で他の缶コーヒーを買う事はありません。

 

変化を繰り返し、大きな会社になって市場を制覇できる事はとても偉大な事ですが

小さな会社が生き残るには「変わらない」・「変えない」を戦略とする勇気も必要です。

そんな事を考えてしまいました。

 

ドラマ「JIMMY」が昭和シーンの背景として「UCCコーヒー」を選んでくれた事に感謝しますし、その感性が好きです。

 

「やっぱりみんなUCCのほうが美味しいって思ってたんだね」

 

個人事業など、小さな会社が生き残る戦術を学んだ気がしました。

👇ポチっとしてください