飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

言えんかった

最近

GOTOキャンペーンで 

初めてのご利用のお客様が来てくれます

ある日の 6時ごろ 女性2人組との会話

 

「店長、このお店は禁煙ですか」

 

はい、すみません 禁煙なんですよ

 

「テーブルに換気扇ついてるのに?」

 

はい

「お客さんわたしたちだけだけど・・

 だれかむるまで?喫煙OKとか?」

 

いやー、もうすぐ予約の人来るし。

そういうことはやってないんです

今年の4月から法律で決められてることですし・・

 

「禁煙、喫煙は店舗でえらべるんとちゃうの?

喫煙にしたらめっちゃ儲かると思うよ」

 

喫煙店舗を選択すると

20歳未満の従業員は働けませんのでねえ・・

 

「あー、そうなん 知らんかったわ」

 

どうもすんませんねえ

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

うちも

最初はごまかしながら

子供来るまでは喫煙にするとか、考えたけど、

喫煙店舗を選択したら

その時点で20歳未満の人と妊婦は

中でたばこ吸ってる人がいなくてもお店に入れない

法律になってます

 

言い方は悪いが、法律のすべてを守らないといけない

とはおもってません(!)

ただ、喫煙店舗のくせに子供を店内に入れた場合の

リスクはどれくらいか

 

この法律にたいする世間の理解はどれくらいか・・・

近所にごまかしてるお店はどれくらいあって

どんなお店に見られているか・・

 

なんとかごまかせないかと

いろいろ調べたりしましたが

 

やっぱり無理やな、、と思い直して

常時禁煙にしました

 

感染騒動で 

ファミリーでのご来店が増えた事や

仕事仲間でのご来店が減った事も

関係しています。

 

「喫煙にしたら、もっともうかるでー」

っていう気持ちはわかるけど

 

それを毎日考えて、

考えて

考えて

考えて

何人かのお得意のお客さんが困る事もわかってて

新規の来店を失う危険性も考えて

売上に与える影響を覚悟して

 

断腸の思いで禁煙にしてます

喫煙にしたら、もっと売れるとは

到底 思えないから 禁煙にしてまんねん

 

とは言えんよなあ

 

 

やれるもんならやってみな

手前味噌な話ですが

 

普通、面接すると

働ける時間とか バイト経験とかを聞いて

マッチングしている人を採用しますが、

 

中に

「一目で採用!!」って人がいます。

「顔採用」でもありません。

 

直観的に

「あー、これは、お客さんを引き付ける人だ」

いわゆる

タレント性ですかね

なんともいえない、魅力です

 

パーッと華やかな人もそうですが

ヌメッと艶っぽい人もそうです

 

残念ながら、

訓練で身につくものではありません

単に美人というだけでもないですよ

 

誰にでもあるわけではない個性・・・

 

言うたら

失礼かもしれませんが

「将来高級クラブのママをやったらええんちゃうか」

と思わせる人ですね(だれに失礼なのか微妙だが・・)

 

こういう人は 普通は孤高ですから

仲間とはうまくいかないことがあります。

そこは経営者の手腕の見せ所ですから

なんとかします

 

そういう人がいったんホールにでると

お客さんが 2度見するのがよくわかります

 

おっちゃんのグループなんか

ずうずうしいので、なんとか「お話し」して

もらおうと頑張ってます

 

でも、そういう人は

最初から、なにも教えなくても

適当にあしらってきますわ

 

おっちゃんらはメロメロですわ

 

彼女が帰ってからも

彼女の話を私にしてきよる

 

自分がその人の親の歳より上や、ちゅうのに

「さそってもええか」という

 

絶対に無理なのわかってるから

半沢直樹の大和田みたいに

「やれるもんならやってみな!」

と、返す。

 

爆笑で終了

 

 

当店はあくまで健全なお店ですので

ご安心してください

 

でも、これぐらいの、アソビの雰囲気は

ありますから・・

 

 

 

 

 

無題

 

土曜日の予約が水曜で満タンになりました

ネット予約が急増しているからだと思うで、

 

やっぱりGO TOイートはすごい威力や

 

大衆をなめたらあかんで

大衆は 良いものとアカンものを見分ける目を

もっておられる

 

良いものには受け入れるし

悪いものは排除する

 

つくづく思うわね

 

問題は

ニセモノが出てきた時です

 

お得ですよーって言うてて、実はそうではなかった

とか

あかんかったとき・・・

 

私の知っている言葉に

「偽札はホンモノに近いほど罪が重い」

というのがある

 

だますことが目的であればあるほど

見分けにくく、だまされる人が多くなる

かわいげもない

 

ですから、嘘がばれたとき

法律だけでなく

大衆からこっぴどく罰せられることになります

 

景気回復

街のお店や産地にキャッシュがまわるようにしましょう

との掛け声をあげているのなら

そうなるような行動をとっていきましょうよ

 

紛らわしい嘘をついたら

大衆にコロされますよ

 

11月はタイヘンや

いやはや・・・・・

 

いまから11月にかけて

どんな事が起こるかチェックしたら

 

・GO TO イートの食事券(25%お得)がはじまる

阪神競馬場 観客入りで開催

宝塚市すみれ商品券開始(20%お得)がはじまる

・宝塚商工会議所ワンコインスタンプラリー実施

 

コロナに負けるな!で皆さん頑張ってくれています

この変化、強化をうけとめきれるやろか?と

心配になるくらいです

 

正直11月がグランドオープン月でしたが

このように11月はキャンペーン目白押しですから

10月に5周年記念を実行しました・・・

 

こうなると

とにかく

人・人 

人の確保ですな

まずは安全に営業できるだけの人の確保と

大きく売り上げがあがったり

貸し切りのオーダーが入ったりしたときに

とっさに増強できるスピード感も必要ですな

 

来てくれたお客様をがっかりさせてはイカ

絶対アカン

 

とにかく

「勝負の月」がきました

 

昔から 売上を上げるための「プロモーション」

については鉄則があります

 

キャンペーンには2種類あって

自分のお店だけのキャンペーン

地域や国などがまとまって行うキャンペーン

があります

 

まず重要視するのは

後者、すなわち

地域や国などがまとまって行うキャンペーン

への取り組みを確実に成功させることが

何よりも重要です

 

それができてないのに

お店主体のキャンペーンを優先するのは

効率が悪いし、成果が期待できない

ということです

 

この原則は 「ほんまにそうやあ」と思います

 

たとえば先月のpaypayさんのキャンペーン

なんか、自分たちでは絶対できない成果を

もたらしました・・

 

言ってみれば

「ヒト(他人)のふんどし」

っていうんですかね

 

投資額の大きなものに乗っかっていく事が

いちばんいい

 

自分のお金をなるべく使わず

最大限の成果を出す、、

せこいようですが

王道です

 

せこー

 

方針転換

お店に電話がかかってきました

曰く

「いまから15分後に行きますが、

GO TO イートの予約はできますか」

当店は平日予約は当日3時までですから、

営業後は

予約できません旨伝えると

「おたくはGO TOイートの参加店ではないのですか」

と言われました。

 

参加店ですけど、兵庫県の食事券は

まだ販売されていないことを

伝えました。

 

つまり、

このお客様はシステムが

わかってないんですね

 

当り前ですわ


ご自分が飲食店経営者でないかぎりは

理解する必要もないですね

 

だから

 

お気づきでない方もいらっしゃると

思いますので、

飲食店における

GO TO イートポイントの付加について

説明したいと思います。

 

まず、お客様がグルメサイトから予約します

この時点では1000ポイントは付与されません

 

で、実際お客様が予約通りにご来店されて

お食事し、代金を払うとします。

この時点でも1000ポイントは発生しません。


翌日、グルメサイトから、飲食店に

「昨日のご予約の〇〇さんはご来店されましたか?」

という確認が入ります。

そのメールにYESするか、

または無反応だったら

お客様に1000P付与されます。

 

ですから、

お客様が来店しなかったら、それを

サイトに入力するんです。入力わすれたら、来てないのに、お客様に1000p発生してしまいます。

理由とか選択しないといけないので、

ややこしい。


でも、飲食店側で会計の下限を決めて

「代金1000円以下は来店とみとめない」

と打ち出せば

トリキ錬金術のような事態は起こらない

と、なります。

 

当初、国は、当初このような対応をしてほしいと言ってました。

しかし、一転して1000円以下の会計だと

1000ポイント付与は認めない

という方針になりました、

ややこしい、仕事増えた。

 

私が言いたいのは

国はリリースしたものを変えるのだったら

現場に負担のない変更をしてほしいと

いうことです。

 

じつは、グルメサイトというのは

「1000円以下の会計では

自動的にポイントが付かない」

ような設定には、

できないシステムなんですよ

 

いくら使ったか、現場でしか

わかりません。

しかも、この方針変更についても

結局、お客様には現場の人たちが説明する

ことになるわけです。


政府は一回いうだけ。


現場では

いろんな文句や反応が出てくる。


願わくば

1000円以内でポイント付与した飲食店が

悪者にならないようにしてほしいです


そういうケースもあります。

 

やっぱり 最低価格の方針については

それぞれの

現場にまかせてしまったほうがいいん

です。


国も最初はそう言っていた。

でも 次の日 方針が変わった。

 

マスコミに合わせたんでしょう


でも、飲食店さんへのインタビューでは

「それをどうするかは我々の仕事です。

300円で帰ろうと思っていたお客さんに

いつのまにか1500円使わせるような

接客サービスをするのがプロでしょう」

といってる焼き鳥屋さんもいましたよ。

 

昨日 

ホットペッパーの人と電話で話ましたが

曰く

ホットペッパー画面に『1000円以下はポイントつきません』って書け。書いたらどう見えるかも説明して」

という飲食店からの電話が

多いそうです。


イライラしてるのが伝わってきます。

 

あくまで、

政府方針がアナウンスされただけで

明文化された法律ではないし、

先に書いたように

グルメサイトがコントロールできるアクションではないので、困って、イライラしてるんでしょう。

 

グルメサイトも可哀そうやな、

と思いました。


自業自得やけどね

 

政府の皆さんは

マスコミが騒いでるから、

合わせていく気持ちはわかりますが・・・

 

システムが追い付いていない事

知ってるくせにやった感じにするのは、

どうかと思いますよ。

 

結局、グルメサイトの現場が混乱してるし

最近、政府じよる場当たり的な発表が多い

と思います。

 

政府の皆様!

十分感謝してますから

どっしり構えてください。

大丈夫です!!

 

 

 

 

 

 

客引き(呼び込み)

手前味噌な話ですが

 

フェイスブックで、

とある本の広告的な文章に

店頭での客引き(呼び込み)について書いてあったので

反射的に投稿したら、全然知らない人から

反応がありました。

 

投稿は短文だったので、

「もうすこし言いたいことがあったんだけどなあ」

と思ってしまいました

いまさら同じサイトに投稿したら、ご迷惑が

かかるかもしれないのブログに書きます。

 

居酒屋の客引きって、いろんなシーンで

見られますが、お客様にあんまりよい印象が無い

場合もあります

 

でも、店の経営者からしたら、

「お店の中にいて何もしてないんだったら、

外からお客さんを引っ張ってこいや!」

と思うし、実際こういう感じで 店外に

放り出されるケースもある

 

客引き(呼び込み)は

売り上げを獲得するための手段です

上手くやれば効果を出す事ができる!

だから、経営者がその狙いや、

効果測定の方法を説明できる

必要があります


その瞬間「お店の顔」となる行為ですから

人選も重要でしょう

だから

ほかにやり方が思いつかないから、とか

根性論や懲罰として行ってはいけない

 

当店も客引きをする時があります

代表的なケースは阪神競馬実施日ですね

最終レースが終わったらおびただしい数の

群衆が競馬場から出てきます。

 

ただ、当店の30mくらい手前の交差点を

曲がって駅に向かうので、当店の前の人通り

はまばらなんです。

最初は旗を立てたりして目立つようにしました

が、効果なし。

一番効果があるのは、

従業員に外に立ってもらって、

手を振ったりして、呼び込むと、

食事したいのに店が見つからない人が

寄ってきます

これは効果ありました

出てる従業員が若くてかわいいのも

一因とは思いますけどね

 

すぐそこにいる群衆から数組ひぱってくるだけ

なので、ハードルも低いし、

1~2組入ってきたら あとはそれを見て

入ってくるので、

出るのを嫌がる従業員もいません。

 

戦略、戦術、目標が明確ならば

従業員は、はりきって仕事してくれるでしょう

目標が明確ならば、効果がなかったときに

中止する判断もつきます

 

目的は「売上を得る」ためなんですが、

懲罰的だったり、

場当たり的だったりする事がある。


戦略、戦術がなく、

ターゲットさえ明確でない

ときもある。

 

すると、元気のない呼び込みや

ただ、立ってるだけの客引きがでてきます


店頭に、こんな人を立たせてたら

お客さんなんか入ってこないですよ

 

人は、仕事の理由を理解しないと

本当の実力は発揮しませんしねえ

 

 

 

 

 

 

 

 

退職するケース

手前味噌な話ですが

レーニングが上手くいってない事が

わかりました。

見てて「あかんかな」とは思っていたのですが

・・・・・・

 

9月に通常人数プラス新人という形式で働き

だして、10月から通常人数の中に入って働き

始めたMさんがいます

 

一見、普通にホール係をしているようですが

行動を真似ているだけで、

その行動の意味がわからないので

指示待ちになることが明確になりました

 

例えば

お客様がご来店されたら

お席にご案内するのですが、

その段階でMさんは困っていました

 

実は当店の方針は

「お客様の座りたい席に座っていただく」

です。

テーブルは

広い席、狭い席

横並びにしか座れない席、

テレビのある席、無い席など

条件が違います。

 

その条件をホール係が必要に応じて

説明して、お客様に選択いただくのが

ベターだと思っています

例えば

座ってからテレビを消すお客様がいます。

だったら

テレビのない席に誘導できなかったのかな

と思います。

常にお客様のお気に召すままにサービスを

作り上げたいのですよ・・

予約が多かったらそうもいいかないので

これは ルールではなく 「考え方」

ということになります

 

 

でもMさんは トレーニー期間中に

そういう説明をされなかったのか・・・

うまく誘導できません。

目で私たちに助けを求めてきます。

 

先月、数回働いて、わかってると思うんですが

上手く行動に結びついてない・・

 

しかたないですけどね

 

だれでも新人は 

ルールを学ぼうとします

どういう行動をしたらいいのかを

身につけようとしますが

 

ほんとうは

「なぜ、そうするのか」

等の「考え方」・・・・

その行為の目的はなにか?を理解してほしいん

ですねええ

 

でも、動き方がわからないのに

「考え方」だけ理解せよ、っていっても

不安だし、「難しい」と感じてしまうものですから

まずは動き方を教えながら

考え方を説明していくのですが

人によって

「考え方」が全然頭にはいらない人っていますねん。

 

どういうタイプかは

レーニングされているときの状況をみれば

だいたいわかります。

 

でも、ほったらかしにしておくと

いつまでもなおらないので

どこかで時間をとって話をします

 

ちんぷんかんぷんな人と話をするのは

たいへんですが

完全にOFF THE JOB にして話してみると

動きが変わる人がほとんどです

 

まれに

理解に至らない人がいます

結局 仕事がつらくなって

あんまり仕事にこなくなったり

やめちゃったりします

 

相当、注意して育成してますが

やっぱりこういうケースはあります


我々もまだまだ

力不足ですねー