飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

募集戦略と戦術見直し

手前味噌な話ですが


若い人ですが社会人アルバイターを採用しました。大学生以外では 初の採用です。大学生が20人以上在籍する職場に歳は近いとは言え 社会人のアルバイトを入れるのは少し緊張しますが、人格的にも大丈夫であろうと思ってはおりましたが、いざ働いてみると 「サスガ!社会人」と言われるべき対応で理解も早く、質問も的確、周囲とのコミュニケーションも適切で文句ありません。

こういう刺激も必要だったな、とも思います。


先日、スーパーマーケット関連の仕事をしている友人と話す機会がありました。スーパーマーケット業界も人手不足のようです。2人で話した結論は人手不足の解決策として「募集を強化」する事は必要なのですが、その方法が効果的でないケースをよく見る、ということです。

例えば「募集ポスターだけだった店舗がSNSで募集を開始する」のは門戸が広がるので効果的になりますが、募集ポスターの枚数を増やす、とかもともと利用しているタウンワークさんとかの枠を多く買うとかは、門戸は広がってないので 効果が思ったほどは期待できないであろう、ということです。


では、安価ですぐできるアクションは何かというと

採用基準を見直すということではないかという考えに達しました。

例えばこれまで若い人がアルバイトするイメージだったお店が シルバーエイジや主婦層の募集を積極的に実施すれば

門戸は広がるということです。

外国人の方への積極採用を訴えかけるのも同じことですね。

ほかにも髪の色や目の色など考え直せる基準はあると思います。外国人採用しちゃってるんだから見た目の基準も変わるでしょう。


ただし、こういった募集戦略の変更が店舗のサービスの低下を連想させたり、低下を引き起こしたりしたら、本末転倒です。

人手不足の解消は本来の目的ではなく、売上げ増加が目的なのですから。本末転倒している企業も多いように思います。


当店も大学生の人がしっかりやってくれているイメージですから、本末転倒にならないよう社会人採用も成功させようと思います。多分大丈夫です。


ではまた、よろしくお願いします。