飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

想定内のトラブル

今週のお題「もしもの備え」

 

ピーチ航空の機内でマスクをしてくれない

お客様がいたので緊急着陸した、

というニュース

がありました。

 

この件について

正しいとか正しくないとかではなく、

現場目線で強く感じる事があったので

書きます

 

それは「こういう事態になることは十分予測

できたよね」ってことです


前回のブログで 

兵庫県に「来店客に検温すべきなの?」

って聞いたら

「県としては検温しろとはいえない」との

答えだったという話を書きました

 

だから、こういう要請は

お客さんが強く拒否する、とか

訴えられる、とかのリスクがありますよ

 

現場で対応する職員ねココロを

思うと


リスクを避けるには 

たとえば 航空券を販売するときに

書面とかネット上で

確認項目を作っておくとか

知恵をはたらかしてほしかったなあ


て、思う

 

そこが 行き届いてないので

現場で騒動になりかけたときに

正式に通告する根拠が薄くなって


「安全運航の妨げ」

という従来からあった根拠を

もちださなくてはならなくなった


または 「安全運航の妨げ」になるほど

お客さんを興奮させてしまった・・・・・


結局、着陸


ほかのお客様にも影響でる


 

飛行機は

小さなカッターナイフとかの文房具でも

検査して取り上げるんだから、

もっと事前に解決できるはずだっただろうな・・

 

昔話になるけど

飲食店内でたばこが吸えた時代、


どうみても未成年がたばこを吸いだしたとき

店員が注意するんだけど


「あなた何歳?」

「どこの学校?」とか言うていくと


たいがい相手が興奮して収集が付かなくなる

 

なぜなら そのお客さん側からすると

違法行為なのはわかってるが


罰則できるのは警察だから


「なんでお前に言われなあかんねん」

と、なるんですわ

 

で、私がいつも言ってたフレーズは

「あなたは 

ここで 

たばこ

吸わないでください」


でしたね

なんでやねん と言われたら

 

・私が店長だし、ここは私有地

・あなたがここでたばこ吸うと商売に悪影響だから

というてました。

 

つまり

あんたが何歳かなんて興味はないけど

子供にみえるから吸うな! です


間違ってたら年齢証明だしたらええがな!

間違ってたら謝るけど

絶対子供に見えるから 言うてる

 

という心理的根拠です


お客さんは答えに困るので


その隙に

たばこを消して灰皿を取り上げて

かえってきます

 

法的に禁止されている未成年の喫煙でさえ

店内で吸い出した人に止めてもらうには

これくらいの想定と心構えがいります

 

「機内でマスクをしてもらう」なんて

法的な根拠は薄いので、

全員に徹底できるわけない

 

ですから 現場を助けるために

いわゆる「Bプラン」的な事を

用意してなかったのかなあ

(だったら到着までしゃべらないで

くださいね)とか


もちろん、さっき書きましたが

もっと強く要請できるように

航空券購入時きちんと確認しておくとか・・

しておいてあげたこうならなかったのに

 

別にどちらの味方でもないけど

現場の人やお客さんが

こういうことでおかしくなる会社・・

 

実は

騒動の責任は

経営者にあるのではないのか

と 思います

 

こうなるのはわかってたでしょう


想像できてたんか?

 

経営者が

そこまでやってくれてないんだったら


現場は頑張れない


客が悪いとか搭乗員が悪いとかじゃあない

んです。


言いたいのは、

起こるべくして、起こったトラブルやん

てこと