飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

他の職場への愚痴を聞きました。

アルバイト4回生Rさんと仕事しながらお話しました。

Rさんはもうひとつ飲食店でアルバイトしています。その職場の愚痴みたいな話なんですが、、、、要約すると、仕事上で融通がきかないというか、お客様の要望を断る事が多いようです。

そのお店は2時間制なのですが、1時間30分くらいで追加注文が入ってくると、店長が露骨に嫌な顔をしてくる、とか、できそうな注文があってもメニューにないからやらないとか・・・。やたらとバイトを早く帰らそうとする(レーバーカット)とか・・・。

 

当店は時間制もありませんし、できそうな注文はメニューになくても受ける事にしていますしね、(その代わり特別注文のお代はきっちりいただきますけど)。

 

私は、ホール係さんには、お客様のご要望に対してはできるだけ詳しく聞いてきてもらい、できそうならば対応する事にしています。その際、聞き込みが甘い場合は「あんただけががお客さんと話をしているんだから、しっかり聞いてきてもらわないと困るんだ」と、厳しい口調になることもしばしばです。

お客様と100%正確なコミュニケーションができてこそのホール係です。その上で、ご要望に答えれるかどうかはできるだけ自分で判断するべき。判断がつかなかったら、店長に相談するのも良しですが、どのレベルで店長に相談してくるかによって能力を判断されます。私から「この程度の事は自分で判断せよ」と言われる事も多いでしょうね。

ホール係さんにとっては、それなりに厳しい職場でもあるかな?と思っていましたが、4年生ともなると、自己判断させてもらえる事や、お客様の要望に応える事ができる事を「働きやすい」と感じてくれているのだなと再認識しました。

「働きやすい職場」といっても、その人のレベルや考え方によって定義は変化します。店長が自分の考えを、勇気をもって、言葉と行動で裏表なく表現していくことが良質な職場を作っていくファクターである事は疑う余地がないでしょう。

 

良質な職場には良質な人材が集まるのも道理。