飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

暇だから、お客さんと話する事が多くて、採用関連の話しました。

昨日はヒマでした。

 

9時以降、お客様は若い男性が1人だけだったので、11時頃までいろんな話をしました。今は外資系金融関係で働いている人ですが、学生時代の飲食店アルバイト経験を踏まえて、社会人らしい視点の会話が続いたので、楽しかったです。

 

いろんな話題の中で、「当店に美人が多い」話になり、その流れで、「良い人を採用するにはどうしたらよいのか?」という話になりました。

 

私にとっては18番中の18番の話ですけどね。

 

良い人を得る(良い採用をする)ために必要なアクションは2系統だけです。

 

・応募者を増やす

・キチンと選ぶ

 

この2点に沿った行動をとり、この2点に反する行動を止めればよいだけです。したがって髪色の規制やピアスの禁止などはNGになります。面接をアルバイトに任せる行為もほとんどNGでしょう。

 

ここで言う「NG行為」をいくつか、仕方なく、理由も考えずに継続しているお店が多いのは言うまでもありません。

もし、

応募数に不満があるなら規制緩和を、

人材の質に不満があるなら面接の見直しをお勧めします。

 

必要な改善をせず、心配ばっかりしていてはメンタルやられまっせ。

 

このように、問題解決のためのアクションを考える時には、シンプルな整理をまず行って骨太の方針のようなものを決めて、実際に行われているアクションが方針に合っているかをチェックするべきです。

 

例えばアルバイトの保有人数を増やしたいならば「雇う事」と「辞めさせない事」の両方の取り組みを確認すればよいでしょう。

 

質を高めたかったら「競争率」を高めるべきです

量を増やしたかったら「母数」を増やすべきです。


採用基準だけを高めて、応募数が増えないなら、状態は今より悪くなります。

 

まかないを強化する事、募集告知を増やす事、歓迎会をすること、2枚目のTシャツを渡す事、インスタに笑顔のアルバイトの写真を載せる事、既存バイト時給を上げる事、新人バイトをいじめる先輩に注意を促す事、等

いろいろなアクションは全て間違っていません。

 

ただ、どの方針に沿ったものかを理解できているかどうかが大切です。

方針ごとバランスよくアクションをすることが大切で、アクセルとブレーキの両方を稼働させているような事態になっていないか、いつも確認してください。

 

って言ったら驚いてたわ。