飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

「しんどい人材」もいますよね。

「腹も立たんようになる」という言い回しがあります。

 

最近そういう気持ちになりました。

 

 

アルバイトさんが大学1年生の頃は、あれこれ教えても、間違ったり忘れたりします。それが2年生になって後輩が入って来る頃になれば、しっかりしてきて頼れる存在になってきます。

 

でも、「育成」とか「成長」とかの範疇では成長している人であっても、「うっかりしている」とか「ボケてる」「軽率である」という側面はあります。

 

この、「うっかり・ボケてる・軽率」は治らないのではないかと思わせる人がいます。

 

最近の経験を書きます。

 

その時は、1人しかホール係がいない時間で、お客様も1組だけで、お会計時にポイントを使うので少し割引きをする事になっているケースです。

 

ホールのアルバイトさんから「このお客様はポイント利用ですね、伝票にかいておきます」と言ってきたので、任せていたのですが・・・結果として

 

「・・・割引し忘れました」と言われました。

 

 

この人は、「今日は忙しいから商品を違うテーブルにサーブする間違いだけはするなよ」と言えば、この人だけ間違うような人です。

 

それも、忙しい時間帯が過ぎて落ち着いた感じになってから失敗するのです。この人は1年生ではありません。

 

 

割引し忘れたポイントはお客様に差し戻す事もできますから、最悪の事態は避ける事もできます。

 

私はこの人のこういう失敗に対して、腹も立たなくなってきました。おかしくなってきています。

 

真面目にやっているのですが、集中力がないのか、アホなのか、わかりませんが「やらかす人」です。

忙しい時もやらかしますし、ヒマなときにもやらかします。

信頼感が増してきて「最近しっかりしてきたかな」と思ったころに「やらかしてくれます」

 

愛すべき人なのかもしれません。

 

しかし、この人に新人育成を頼む事はできません。主力として使う事はできません。

 

要は、使い方ですね。ここまでくるとね。 店長自身の内面の成長を促進するような人ですね。

 

「しんどい人材」ですが、10人に1人くらいの確立で必ず存在するタイプだと思います。こういう人を退職に追い込まずに、使う努力をするとスタッフは充実します。

 

きれいごとではなく「あきらめながら使う」っていうんでしょうか

 

忍耐ですわ。