この日曜日は 初めてホールに3人の1年生を同時配置する週末となりました。
4月以降に採用して半年・・
全員大学1年生で営業する日が来ましたね。
評価としては「優」「良」「可」「不可」でいえば「可」です。
これまで、いろいろな作業を教えてきましたし、経験してもらいましたが、「言われる前にやる」とか「自主的に気が付く」レベルにはまだ達していません。ですから私の指示を多くして、サービスレベルの維持に努めました。それは覚悟していましたから問題ありません。
主体的な動きの中でも比較的カンタンな仕事としては「網を交換する」「おしぼりを交換する」「鍋のスープを補充する」等「交換作業」がありますが、ほとんどの人は、まだ”言われないとできない”です。
もうすこし進むと「ドリンクのお代わりがいらないのかお客様に尋ねる」とか「いかかですかと味の評価を尋ねる」とかの「受注促進」レベルに達してきます。
そうすると「ご近所の方ですか」とか「かわいいお子様ですね」とか、会話のできるレベルになる事もできます。「個人的関係の構築」ですかね
要するに1年生諸君は半年経験して、スタートラインに立ったということですね。
ですから、店長として私や妻が一番トレーニング力を発揮しないといけないのが、「今」です。
たとえば、お客様を見ていて「網交換したほうが良いな」と思う時、
最初は「網交換してきてください」と言います。
何回か指示していると、
どういうタイミングで交換するのか、なぜ交換したほうがよいのかを語るようにします。そのうち、言い方を変えて
「網交換した?」と聞くようにします。
そうするとそのうち「しました!!」と答えが返ってくるようになります。
そうすると「やるやーん」と言ってあげます。
こんな感じでこの件については「卒業認定」です。たぶんおしぼり交換とかもできるようになっています。
「交換」ができるようになれば、次は「受注促進」ができるかどうか・・・。
そんな感じでオールマイティなホール係になります。
面倒でナーバスな仕事ですが、楽しいですね。
この段階で初めて「人によって、成長速度が違う」事に気が付きます。
能力の差ではなく、私との相性とか、アルバイトへの優先度とか、が成長速度に関係してくるんだと思います。
思いがけない人が急にイキイキしてくるのも、こういうトレーニングをしはじめたころです。
ただ、楽しければよい ということではないですし、
厳しくしなければならない、ということでもない。
育成のための育成ではなく、成果を出すための育成です。臨機応変になるべきですから、経営者がトレーニングに参加し、何度も”作業の目的”を語らないといけないのです。