飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

飲食店営業は慢性的過重労働なのか ①

【飲食店営業は持久戦でリーグ戦だ】

 

あけましておめでとうございます。

 

年末に体調を崩してしまい、軽い腸閉塞で9日ほど入院してしまったため、ブログが更新できませんでした。ご予約いただいたお客様や、ご利用予定だったお客様にも大変ご迷惑をおかけしました。申し訳ございません。

 

本日、1月3日、ウソのように元気になって退院しました。

 

すこしだけ療養と準備をして、1月7日から営業再開します。恐縮ですが、その前にブログは開始します。

 

入院時は時節柄外部との接触もなく、毎日ネットかテレビを見ている事しかできなかったので、新しい話題がありません。

ですから、

いつも考えている事をじっくり自分の中で分析する事ができたような気がします。そういうことから書いていきます。

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「飲食業はそもそも慢性的人手不足なのか」についてはこれまでもいろいろと書いてきました。私としては、このことに関して「お店による」「人手不足を避ける方法は必ずある」という考えでした。

 

しかし、今回の入院中に看護師さんのお仕事やシフト管理の状況を見ていて、、、、、もうすこし具体的に「飲食店はそもそも過重労働なのかもしれない」と、おもったり・・・。

 

この話題について6回のブログに分けて書きたくなりました。

 

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飲食ビジネスは営利事業です。お金が無くなれば倒産・閉店です。飲食店は1日1日が別々の営業なので、一気に儲かる事もなければ、一夜にして大損をする事もありません。

 

たとえば私は今回、数日臨時休業しましたが、長期的な収益からみたら致命的な事ではないです。

来月の支払いに悪影響がでますが、再来月には取返し、1年間のキャッシュの流れで見たら小さなハプニングにすぎません。

 

計画的な休業なら損害も最小限にできます。

 

他にも、最も怖い失敗に「食中毒」があると思いますが、過去に食中毒を起こして営業停止処分を受けているのにも関わらず、その後復活して営業を継続できてるお店もあります。

 

つまり飲食店の戦い方はすごく長期戦で、持久戦で、負けたら終わりのトーナメント方式なんかではなく、いつまでも続くリーグ戦だと思います。一発勝負なんか無いのです。今日、負けてもたいしたことないし、今日、勝ってもたいしたことはない。

 

でも、長期的に安定していれば儲かります。

 

失敗や事故で心が折れたり、資金繰りが本当に詰まったりするから、閉店するのであって、採算がとれているお店が1日でキャッシュが無くなったり閉店になることはないのです。

 

儲かるのもゆっくり、損するのもゆっくり確実に、、これが特徴です。

 

仮に調子が出なければ業態変更等の再投資をして、同じ経営者で飲食店が続いていくなんでことは日常茶飯事です。

                         ②へ続く