飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

変化の成果を回収するのだ

先週は「3年ぶり」というお客様が数組ご来店されました。

 

それまで、よくご利用いただいていたのですが3年前からパッタリと来なかった方が、来てくれるのです。

 

まず、メニューが激増している事に驚かれます。

実は当店も、この3年であらゆることに対して改革・刷新をおこなっているのです。

 

・メニュー数は倍以上になっています。

・厚切りタン・極厚タンとか 厚切ハラミ・上ハラミ・並ハラミなど、同じアイテムでも段階を付けてバリエーションを増やしています。

・博多風しょうゆもつ鍋をはじめました。

・焼肉の盛り合わせプレートをはじめました。

・最近地酒用の冷蔵ショーケースを買いました。地酒も売り始めました。

・アイスクリーム専用の冷凍庫も追加しました。

・店内の壁の赤枠メニューは廃止して昭和タレントのポスターにしました

・アルバイトのユニホームはカラフルにしました

・インスタのフォロワーが3倍になりました。

・LINE公式アカウントをはじめました。

・入り口のビニールシートを張り替えました。

 

などなど、大きな変革をしています。

変わってないのは アルバイトの人数と手書き伝票でメニューを取る事ですかね・・。

 

ですから、3年ぶりに来たお客様にとっては

「新しいお店」に見えているかもしれません。しっかり楽しんだあと、「また来ます」と言ってくれます。

 

感染騒動期間が終わりそうで、すでに売上げが復活しているお店もあると聞きますが、本当は、まだまだ成長の途中なのではないかと思います。

 

当店でもほぼ3年前くらいの売上げレベルにはなっているので、「戻った」といえば戻っています。ただここのところの様子を見ていると、もっと客数は伸びていきそうな気がします。

なにしろ、久しぶりに来たお客様が、「メニュー増えたね~」とか「変わったな~」とか言って目を白黒させているのですから、変化の成果はまだまだ回収できていません。

 

「5年くらいかけてもとに戻るのかもしれない。いまはその途中」というお客様もいました。

まだまだ「伸びしろ」はあると思います。まだ生活習慣はコ〇ナ禍と一緒で、全然変わっていませんので。

 

ですから、これからも変化と革新を繰り返して、時代に合わせるのではなく、より創造的で良いモノを作り出した人が勝つのでしょう。

 

時代に合わせた「非接触アイテム」はもう需要が無くなります。創造的ではなかったのです。