飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

身だしなみの「規制緩和」が始まったかな

 

 

アルバイトの身だしなみ、

とりわけ髪色自由、ピアス、ネイルについて、、、

このブログでも何度か書いてきました。

 

私はアルバイトを充足させたければ、髪型、ピアス、ネイルへの制限は撤廃すべきだと強く思っています。「髪色が自由でないお店は人手不足を主張する資格がない」とまで言い切っています。

 

今回、そういう私の主張の後押しをしてくれる記事に出会いましたのでご紹介します。

news.yahoo.co.jp

記事によると

職場での服装・髪型で「完全自由」を求める人は68.5%です。「服装規定のある会社は(職探しの)候補に入らない」という意見もあるようです。つまり、Z世代にとって、身だしなみ基準は会社との相性を見るモノサシになっているといえます。

とあります。

髪色を制限したら、約7割の人は絶対に応募してこないのです。皆さんご注意ください。

さらに言うと

髪色やピアス・ネイルの制限を「撤廃しても悪い影響はでない」のではなく、「撤廃すれば良い影響がでる」のです。

 

職場が「悪くなる」のは服装や髪型のせいではありません。

面接能力の低さ、

経営状態、

従業員を観察していない事、

働く人の気持ちになって考えてない事

 

に、よって悪くなるのです。

人が集まらないとか雇えないことによって経営者が焦ってしまい、既存の従業員への興味を失ってしまったら、職場は「急転直下」で悪化します。

 

だから良いサイクルの出発点は応募時の「髪色等の制限の撤廃」のはずなのですが、撤廃さえすれば良くなるってほど単純なものではないです。

なぜなら、制限撤廃の次に来るべき取り組みは「応募者の選別能力」であることが意識されていない事が多いからです。応募者が増えたのに採用側の面接基準が低ければ適材適所な人物の確保ができず、お店の改善にはつながらないのです。

 

「茶髪を採用してもいいとは言いましたが、能力・性格が適していない人を採用していいとは言ってませんよ」と言わなければならない事態になるのです。

 

長い間、応募者が少なくて、悪い環境で働いた店長や社員は、正しい基準の面接ができません。オーナーといえども同じです。「やり慣れていない」ので、うまくできないのです。

髪色自由に踏み切るなら、面接側のスキルアップと、応募側にも競争意識を促すような施策が不可欠です。

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昔も今も、できるだけ「容姿端麗」「頭脳明晰」な人を採用するために面接しているのです。面接の目的が変わったわけではありません。

だから、髪色やピアスは

「似合っていればOK」

「似合っていなければNG」なだけで

決定要件ではないのです。

 

「容姿端麗」の基準は世の中の流れで変わります。

髪型や髪色で決まるものではない。

その時代に好感の持てる、素敵な身だしなみを「容姿端麗」と呼びます。

髪色だけにこだわって良い人を不採用にしているようなお店は、簡単に廃業になるでしょう。

昔の求人広告、今では法律違反の表現もあるかな



今も昔も本質は何も変わっていないのです。

「髪色規制」は仕事の意味が解ってない人が作った変な基準とも言えます。おそらくはデフレで求人倍率が低いころにでてきたものでしょう。早く脱却してください。本質的には不要な基準ですから。

 

ダメな職場だから変な人が多い。変な人(向いてない人)を集めるからダメな職場になる。

 

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