急に寒くなって来ると、体調管理に問題が出ます。
「店長、今日熱が出て働けません。休ませてください。」という悪夢のような連絡が入ってくる季節です。
昨日の日曜日も、朝8時ごろ ”発熱キャンセル” の連絡が入りました。
競馬場のイベントが多くて、たくさんの予約が入っている日です。
「おいおい、マジか?」と思いながら「了解、お大事に」と返信し、10人のアルバイトさんに「今日キャンセルがでまました。働けませんか?」とLINEを打ちました。
9人に断られましたが、1人「OK」が返信されてきました。
全員断られたら、予約だけの営業にしようと思っていましたので、非常に嬉しかったです。
「10人頼んだら、なんとかなるやろ。」と思ってはいましたが、当日依頼なんて非常識ですから最悪の事態も想定していました。
で、営業を開始して昼の1時頃4年前に退職したKさんがお店にやってきました。3時から用事があるけど、その前に食事をしたかったようです。
「おー。久しぶりやなあ。」と最初は ”お客様” として扱っていたのですが、お店がどんどん忙しくなってくるにしたがって
「ちょっと、働いてくれるか?」
と言いました。
奥の手中の奥の手です。
Kさんは快諾してくれて、ユニホームを服の上からきて、すこしホールをやってくれました。Kさんは退職後も年末年始などちょくちょく手伝ってくれているので動きに問題はありません。
でも、お客様で来た人を働かせた経験はありませんでしたが・・
土日は昼間も営業していますが、売上はまったく期待できないので通常は私とホール1名で営業しています。この日は私と妻でした。
そこに7人の団体プラスアルファのお客様が来てくれたので、ちょっと忙しかったのです。
頑張れば、私とホール1人で切り抜けられることできるのですが、不安定です。
さらに、そうなると、営業に集中しなければならないので、せっかく来てくれたKさんとお話する時間は無くなってしまい、彼女に寂しい思いをさせてしまうし・・・
あれこれ考えた結論が、
「Kさんに働いてもらったらええねん」です。
少し働いてもらう事によって、楽しい会話もできるし、彼女の飲食をまかない(無料)にしてあげることもできます。
一石二鳥(❓)・・・
本当はお金を払いたかったのですが、いろいろ考えた結果、飲食代金を「ゼロ」にすることにしました。
3時ごろに帰ったKさんから、丁寧な御礼のLINEが私と妻の両方にはいっていました。
感謝するのはこちらのほうです。
捨てる神あれば拾う神あり
っていうのか、当日キャンセルからはじまって、当日手配、OG復活と目まぐるしい一日ですが、無事に売上げをとりきった日になりました。
「よかった、よかった」ということにしておきましょう
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